Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

Mike Oldfield

Mike Oldfield アルバム紹介 その26:Return To Ommadawn

2015年10月にFacebookに書き込まれたMike Oldfieldのメッセージによれば、以下のようなことをうかがい知ることができました。 ・「New Ommadawn」のアイディアに着手していること・それは、すべての楽器を自身で演奏する作品になること・制作中の作品は何か…

【CD買いました】 Mike Oldfield / Tubular Bells -50th Anniversary Edition-

私が Tubular Bells のアルバムを最初に買ったのは1983年なので、アルバムリリースから10年後のこと。もちろん当時はアナログ盤で、買ったレコードはアメリカ盤(Epicレーベルからのリリース)でした。 Tubular Bells は有名な作品なので、ラジオでも部分的…

Mike Oldfield アルバム紹介 その25:Man On The Rocks

Mike Oldfieldが「ロックアルバム」の制作に着手していることは、2012年の夏ごろにはファンサイトであるTubular.netなどで知ることができました。情報によると、「打ち込みではないリアルなギター、ドラム、ヴォーカル、ハモンドオルガンを使ったアルバムに…

Mike Oldfield アルバム紹介 その24.5:ロンドン五輪オープニングセレモニーなど

アルバム Music of the Spheres から次作のリリースまで6年ほどインターバルがあるので、この期間のMike Oldfieldの活動について簡単にまとめておきます。 まず2008年、先住民族に関する作家で探検家でもあるBruce Parryが、アマゾンの先住民族達と生活を共…

Mike Oldfield アルバム紹介 その24:Music of The Spheres

前作 Light + Shade では、エレクトロニックサウンドにヴォーカロイドという生楽器を極力排したアルバム制作を行った Mike Oldfield でしたが、それ以降そのような作品を作らなくなりました。思ったほどリスナーの支持が得られなかったというのもあると想像…

リリース情報:Tubular Bells (50th Anniversary Edition)

普段はこういう記事は書かないのですが今回は例外ということで。 Mike Oldfieldの現在の公式サイトで、Tubular Bells の50周年記念盤のリリースがアナウンスされました。リリースは5月26日予定とのこと。 mikeoldfieldofficial.com もう何度も Tubular Bells…

Mike Oldfield アルバム紹介 その23:Light + Shade

Warner Music Spainとの契約が終了した後、しばらくレコード会社との契約が取れなかった Mike Oldfield ですが、Universal Music 傘下のMercury Records に移籍することとなり制作された初めてのアルバムが、2005年にCD2枚組でリリースされた Light + Shade …

Mike Oldfield アルバム紹介 その22.5(番外編):アルバム未収録曲から(Warner Music時代)

Warner Music 在籍時代、つまり Tubular Bells II (1992) から Tubular Bells 2003 (2003)までの期間のオリジナルアルバム未収録曲です。この時期リリースされたシングルには、多くのリミックスバージョンが収録されましたが、それらはOldfieldファンが求め…

Mike Oldfield アルバム紹介 その22:Tubular Bells 2003

2003年はMike Oldfieldのデビュー作 Tubular Bells がリリースされてからちょうど30年目という年でした。これを記念して「Tubular Bells のリメイクバージョン」として制作されたのが、このアルバム Tubular Bells 2003 です。 Mike Oldfield / Tubular Bell…

Mike Oldfield アルバム紹介 その21:Tres Lunas

Mike Oldfield / Tres Lunas 2002年にリリースされたアルバム Tres Lunas 。前作 The Millennium Bell でWarner Music UKとの契約が終了した Mike Oldfield が新たに契約したのは Warner Music Spain でした。何でスペイン?という気がしますが、この時期Old…

Mike Oldfield 「Berlin 2000」

アルバム The Millennium Bell の紹介の際に少し触れた、1999年12月31日に開催されたベルリンでの「Art In Heaven」コンサートの模様は、DVDとしてリリースされています(日本でも発売されました)。 このDVDには、過去の人気曲とアルバム The Millennium Be…

Mike Oldfield アルバム紹介 その20:The Millennium Bell

前作 Guitars の制作と並行して進められていたプロジェクトというのが、2000年を迎える記念イベントとして1999年12月31日に行われたベルリンでのライブコンサートでした。このコンサートを視野において制作された作品が、この The Millennium Bell です。 Mi…

Mike Oldfield アルバム紹介 その19:Guitars

前作 Tubular Bells III 発表後のBBCのインタビューで、次作はコンピューターを使わないギター演奏だけのアルバムを作ると公言していた Mike Oldfield。前作から1年も経たないうちに届けられたのは、まさしくギターだけを使って制作したアルバム Guitars で…

Mike Oldfield アルバム紹介 その18:Tubular Bells III

このアルバムがリリースされる1年前の1997年、ベスト盤である The Essential Mike Oldfield がWarnerから発売されました。 Mike Oldfield / The Essential Mike Oldfield このベストアルバムはVirgin Records時代の人気曲とWarner移籍後の主にシングル曲がほ…

Mike Oldfield アルバム紹介 その17:Voyager

Warner Music UKへ移籍する際に、3作のアルバムをリリースする契約となっていたMike Oldfield。Tubular Bells II、The Songs of Distant Earth に続く3作目のアルバムは、レコード会社からのオファーに基づき制作されました。 どうも、当時「リバーダンス」…

Mike Oldfield アルバム紹介 その16:The Songs Of Distant Earth

アルバム Tubular Bells II のリリースの後、エジンバラ城でのプレミアコンサートを皮切りに、翌年1993年9月まで「Tubular Bells II 20th Anniversary Tour」と題したコンサートツアーを行ったMike Oldfieldが、次作の題材として取り上げたのは「SF」。それ…

Mike Oldfield アルバム紹介 その15:Tubular Bells II

Virgin Recordsとの契約が終了し、Mike Oldfieldが新たに契約した Warner Music UKから1992年に発表されたアルバムがこの Tubular Bells II 。まさしく満を持した発表だったんじゃないかと思います。 Mike Oldfield / Tubular Bells II 彼の作品の中で最も有…

Mike Oldfield アルバム紹介 その14.5(番外編):アルバム未収録曲から(Virgin Records時代)

今回は番外編。Virgin Records在籍時のアルバム未収録曲から、いくつかセレクトしてみます。 アルバム未収録とは言っても、コンピレーション盤やリイシュー盤のボーナストラックとして収録された曲も多いのですが、そういうのも含みます。 1. Moonlight Shad…

Mike Oldfield アルバム紹介 その14:Heaven's Open

1970年代の制作手法に立ち返って制作された渾身の大作 Amarok を発表した後、Virgin Recordsとの契約であと一作アルバムを制作する必要があった Mike Oldfield は、前作からわずか8か月でこのアルバムをリリースしました。 Michael Oldfield / Heaven's Open…

Mike Oldfield アルバム紹介 その13:Amarok

Mike Oldfield 1990年のアルバム Amarok、この作品を彼の最高傑作と呼ぶ人もいます。もちろん作品として客観的にみたときにはそう言えるかも知れませんし、個人的にも大好きな作品なのですが、本作と次のアルバム Heaven's Open は、一連のMike Oldfieldの作…

Mike Oldfield アルバム紹介 その12:Earth Moving

前作アルバム Islands がアメリカでも販売されて、それなりの結果を得たVirgin Recordsとしては、ヴォーカル中心のアルバム制作をMike Oldfieldに要請したと思われます。Oldfield自身はたぶん乗り気ではなかったんだと思いますが、Virgin側がおだてたのか脅…

Mike Oldfield アルバム紹介 その11:Islands

Mike Oldfield / Islands 1. Wind Chimes (Part One and Part Two)2. Islands3. Flyng Start4. North Point5. Magic Touch6. The Time Has Come7. When The Nights on Fire 1987年に発表された Mike Oldfield の3年振りのアルバムは、22分に及ぶ大作1曲と6曲…

Mike Oldfield アルバム紹介 その10.5:「Pictures in the Dark」「Shine」、The Complete Mike Oldfield

今回は番外編ということで。 1984年に Discovery と The Killing Fields の2作のアルバムを制作したOldfieldは、ライブツアー終了後、1987年のアルバム Islands の発表までしばらく休養期間に入ります。この期間、新曲としてはシングル「Pictures in the Dar…

Mike Oldfield アルバム紹介 その10:The Killing Fields - Original Film Soundtrack

アルバム Discovery のレコーディングのためにスイスへ移住する前に、Oldfieldはすでに映画「The Killing Fields」のサウンドトラックの話を受けていて、曲の制作は進んでいたようです。 Mike Oldfield / The Killing Fields - Original Film Soundtrack Pra…

Mike Oldfield アルバム紹介 その9:Discovery

Mike Oldfieldにとって1984年は自身のミュージシャン人生において一番忙しかった年だったと、アルバム Discovery のリイシュー盤のライナーノーツに記載されています。前年のアルバム Crises とシングル「Moonlight Shadow」の欧州での大ヒットを受け、各地…

Mike Oldfield アルバム紹介 その8:Crises

アルバム Tubular Bells でのデビューから10年を迎えた1983年に、Mike Oldfieldがリリースしたアルバムがこの Crises です。 Mike Oldfield / Crises Crises Moonlight Shadow In High Places Foreign Affair Taurus 3 Shadow On The Wall 前作 Five Miles O…

Mike Oldfield アルバム紹介 その7:Five Miles Out

1980年代初期、Mike Oldfieldはヨーロッパ各地でコンサートを精力的に実施していましたが、アルバム QE2 発表後に行われた「Europian Adventure」ツアーでは、以前より参加ミュージシャンを減らして、コンパクトなバンドスタイルでのコンサートを行っていま…

Mike Oldfield アルバム紹介 その6:QE2

当時、Genesisのアルバムでも共同プロデュースを手掛けていたDavid Hentschelを共同プロデューサー/エンジニアに迎えて制作された1980年発表のアルバム QE2 では、前作 Platnium から始まったポップミュージックへの接近がさらに顕著になってきました。前作…

Mike Oldfield アルバム紹介 その5:Platinum

このアルバムがリリースされた1979年の年間ヒットチャートをUSとUKで調べてみました。 Billboard Year-End Hot 100 singles of 1979 - Wikipedia 1979 in British music - Wikipedia 上位20曲を見てみると、USでは半数以上がディスコソング、UKのほうはディ…

Mike Oldfield アルバム紹介 その4:Incantations

Incantations(邦題:呪文)は、1978年に発表されたMike Oldfieldの4th アルバムで、発売当時はアナログ盤2枚組で発売されたトータル70分越えの大作です。 Mike Oldfield / Incantations (上がオリジナルジャケット、下が2011年リマスター盤のもの) 2011年…