後半が聴きどころ:Aztec Camera 「Jump (Loaded Version)」

この曲は、1980年代に活躍したイギリスのネオアコースティックバンドの一つであった Aztec Camera による、アメリカのハードロックバンド Van Halen の大ヒット曲「Jump」のカバー曲です。

元々は彼らの2nd アルバム Knifeからのシングル「All I Need Is Everything」のB面に収録されていて、こちらは3分弱のショートバージョンなんですが、同シングルのExtended Version(当時はシングル曲のロングバージョンやRemixバージョンを12inchのアナログ盤で販売することが多かった)のB面に収録されていたのが、このLoaded Versionというものです。こちらは約5分半。

以前は正規のアルバムには収録されていなくて、レア曲集といったコンピレーション盤でしか聴けなかったのですが、現在はアルバム Knife のExpanded Editionのボーナストラックとして、ショートバージョンとともに聴くことができます。

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Aztec Camera / Knife

で、この曲「Jump (Loaded Version)」ですが、最初の3分弱はショートバージョンと同じで、ミディアムテンポのフォークロック風にアレンジされた、Van Halenの派手派手のオリジナルバージョンとは違う「緩い」曲になっていて、ショートのほうはこのままフェードアウトして終るのですが、Loaded Versionはここからが聴きどころで、だんだんテンポが上がっていき、そして引き裂くようなディストーションの音色のエレクトリックギターのソロが延々2分ほど演奏されます。

今聴くと、リーダーでヴォーカル兼ギターのRoddy Frameの「若気の至り」という気もしなくはないですが、従来のAztec Cameraのイメージだった端正なギターポップをぶち壊すようなサウンドには当時ちょっと驚かされました。

ちなみに、前半と後半で音量がだいぶ違うので、最初音が小さいなと思ってヴォリュームを上げていると後半耳が痛くなるので注意(・・・それは言い過ぎかも)。

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