先日、大阪梅田マルビルにあったタワーレコードが1月19日で閉店となったことを知りました。最近は大阪に行くこともほとんどないので最後に行ったのは昨年12月でしたが、閉店のことは知らなかったです。CDが売れない昨今、梅田にはもう一店タワレコがあるので閉店もやむなしなのでしょうけど、この店にはよく足を運んでいろんなCDを買ったのでやっぱりちょっと寂しいですね。
個人的な話ですが、このタワーレコードでの思い出として、奥井亜紀さんのインストアイベントを見たことが印象深いです。実際は店内ではなくマルビル横の広場での屋外ライブでした。奥井亜紀さんがメジャーレーベルから離れてしばらくブランクがあったのですけど、2001年にインディーズで活動を再開して最初に発表したシングル 大樹 のプロモーションイベントだったと思います。
奥井亜紀 / 大樹
このシングルに収録のタイトル曲「大樹」は、ピアノの弾き語りにCelloの伴奏がついているだけのシンプルな構成で、メジャーレーベル時代にはなかった内省的な歌です。奥井亜紀さんは、ビブラートをかけないハイトーンな声が魅力なのですが、この曲ではやや低めのトーンで歌っています。でも振り絞るような声で歌い上げる歌の後半は感動的です。
この曲、その後のセルフカバーアルバム Cocoroto では、全般的にキーを上げて、さらにBメロをキーを上げて歌うように変更されていて、こちらのほうがより前向きな歌に聴こえます。
タワレコのイベントでもキーを上げたバージョンだったと思います。
実はYouTubeにMVもアップされているのをごく最近気づいたのですが、こちらもキーを上げたバージョンです。（CDのアレンジとはちょっと違いますね）
「大事な人が寄り添えるように 優しい大きな木になろう」
というサビの歌詞を伸びやかに歌う歌声には元気をもらえます。
