共作の成果:Roger Hodgson 「The More I Look」

私が洋楽にハマるきっかけとなったのは、ひとつはラジオ番組の「全米TOP40」で、おそらく1980年代前半は欠かさず聴いていたと思います。全米TOP40は、当時のラジオ関東(今はラジオ日本?)制作の番組で、関西ではラジオ関西で放送してたのですが、1週間遅れでの放送だったので、関西では電波が弱いラジオ関東に無理やりチューニングを合わせて、最新のヒットチャートを聴いていたものです。

もう一つはロックバンドのSupertramp。彼らには Breakfast In America という大ヒット作があるのですが、私も例にもれずこのアルバムでこのバンドを知りました。そしてすぐに過去のアルバム3作も購入したくらいお気に入りになりました。たぶん私の音楽の好みの一部はここにあると思っています。

Supertrampの曲の話はいずれしようと思いますが、今回はSupertrampのメンバーだったRoger Hodgsonのソロ作品からの1曲を紹介します。

Roger HodgsonはSupertrampの1982年のアルバム Famous Last Words 発表後にバンドを脱退してソロ活動を始めますが、一時期当時YesのメンバーだったTrevor Rabinと共作活動をしていた時期があります。噂では、アルバム Union 発表後、Jon Andersonが抜けた後のYesのヴォーカルにHodgsonを招こうとする動きもあったらしいですが、それは実現せず、ただ、1994年のYesのアルバム Talk に収録の「Walls」にHodgsonが共作者としてクレジットされているのが、その名残だと思います。(この曲はいかにもHodgsonらしいメロディの曲です)

HodgsonとRabinの共同作業の成果は、実はHodgsonのソロアルバムにも顔を出しています。彼の2000年発表のアルバム Open The Door の1曲「The More I Look」 がそれです。

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Roger Hodgson / Open The Door

クレジット上はHodgsonの作曲となっていますが、Rabinはギターとキーボードとコーラスで参加しているので、かなりRabin色が強く、作曲の面でも一部共同作業があったのではないかと思えるような曲です。たぶん過去の録音のマテリアルを元に完成させた曲なのではないかと思います。

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ちなみにこの曲収録のアルバム Open The Door はフランスで制作・発売されたもので、当時アメリカやイギリスでは販売されなかったため、店舗ではなかなか入手が困難なアルバムでした。なので私は通販で購入したのですが、CD到着の前日に東京に遊びに行くことがあって、なんと渋谷のHMVでこのCDを発見するというニヤミスをやらかしたことを記憶しています。