エポックメイキングな曲かも:坂本真綾 「約束はいらない」

創聖のアクエリオン」と同じく、作詞:岩里祐穂さん、作・編曲:菅野よう子さんによる曲。坂本真綾さんのデビュー曲で、自身が声優として主役を務めたTVアニメ「天空のエスカフローネ」のオープニングテーマ曲です。この曲も有名ですね。

今でこそ声優さんがアニメのテーマ曲を歌うことはよくあるのですが、この曲がリリースされた1996年頃は数少なかったように思います。前年のアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」がその後のロボットアニメの流れを変えた作品だとすれば、この曲「約束はいらない」はその後のアニメのテーマ曲の流れを変えたエポックメイキングな曲じゃないかと勝手に思っています。

と偉そうなことを言っていますが、私がこの曲をちゃんと聴いたのは、1999年リリースの坂本真綾さんのベストアルバム シングルコレクション+ハチポチ が最初です。このアルバムを聴いて衝撃を受け、今でも真綾さんのアルバムは(全部ではないですが)フォローしています。

その後も同様のシングルコレクションのアルバムを3作出していますが、このアルバムが一番密度が濃いと感じます。この時期の真綾さんの若々しいストレートなヴォーカルと菅野よう子さんの技巧的なサウンドが非常に相性いいと感じます。全曲菅野よう子さん作・編曲で、プロデュースも菅野さんがやっているので、坂本真綾さんのアルバムであるとともに菅野よう子さんのアルバムでもあると言ってもいいのかもしれません。

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坂本真綾 / シングルコレクション+ハチポチ

このアルバムの中でもこの曲「約束はいらない」は一番光る曲です。

ピアノ連打で4/4拍子の曲かなと思わせておいて、歌が始まると6/8拍子だと判るトリッキーなイントロで始まり、低音のピアノ連打とストリングスと断続的に鳴り続けるチューブラーベルによる歌伴や、間奏ではブルガリアンヴォイスやバグパイプ風の音色を混ぜこんで、普通のポップソングと違うサウンドを構築しています。疾走感のある曲であるにも関わらず、ドラムキットを使っていないのも新鮮です。

約束はいらない

約束はいらない

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