Dire Straitsも好きなアーティストでした。Dire Straitsといえば、メガヒットとなったアルバム Brothers In Arms が有名なのですが、個人的にはその前作 Love Over Gold が一番好きなアルバムです。
でも今回紹介するのは、さらにその一つ前のアルバム Making Movies （1980年作）に収録された「Tunnel of Love」。シングルにもなりましたが、曲の長さが8分以上あるので、当時のシングルレコード盤（ドーナツ盤）のA面とB面に分割されて収録されたらしいです。
Dire Straits / Making Movies
ヴィデオクリップも制作されてYouTubeでも視聴できますが、ちょっと残念なクリップなので、音だけ聴いてもらえれば・・・
8分以上ある長い曲ですが、巧みに緩急を使い分けて長さはあまり感じさせません。特に6分ごろから始まるギターソロが素晴らしいです。
ところで、この曲が収録されたアルバム Making Movies でハモンドオルガンとピアノを演奏しているのは、E-Street Bandのキーボード奏者 Roy Bittan。Bruce Springsteenの作品でも個性的な演奏を披露しているBittanが加わることで、バンドのサウンドにカラフルな色どりを加えています。この曲は、以降のDire Straitsが目指す映画的なドラマティックなサウンド作りの原形となっていて、Bittanの参加はこのアルバムだけでしたが、その功績は大きかったと思います。
