Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

DTMの記憶を辿る-その3

前回からの続きです。

moonshineplus.hatenablog.com

まずは、機材の話から。

正確には記憶できていませんが、PC購入と前後して、DTM用の音源モジュールを2台購入しました。

ひとつはYAMAHAの音源モジュール MU80。

General MIDI規格(GM規格)を拡張したRoland独自の「GSフォーマット」に対抗して、YAMAHAが発表した「XGフォーマット」のDTM用音源モジュールで、性能的にはSC-88とほぼ同等だったと思います。確かGSフォーマットをエミュレートするモードもあったはずです。また、左側にあるオーディオ入力端子からの信号にエフェクトを掛けることができる、というのは他にはない機能でした。

 

もうひとつはKORGの 05R/W

これは、当時キーボード付きの廉価版シンセサイザーとして発表されたX5の音源モジュール版。GM規格に準拠しています。DTM用にも使えますが、どちらかというとシンセサイザー的な色合いが濃かったように思います。

 

PC上で走らせるシーケンサーソフトは、当時Macintosh用のソフトが多く、Windows用は選択肢が少なかったように思いますが、国内メーカー製である Singer Song Writer を選びました(バージョンは忘れました。たぶん4.0?)。その後一時Cakewalkに寄り道したことはありましたが、現在もSinger Song Writerの後継である AbilityがPCに入っています。(使ってるとは言い難いですが・・・)

 

さて、パソコン通信であるNifty-Serve(以下、ニフティ)では数多くの「フォーラム」というものがあって、そのひとつであるFMIDIオリジナルフォーラム(略称FMIDIORG)では、オリジナル作品をMIDIデータで投稿できるフォーラムでした。私もヘタクソながら1996年の6月ごろから曲の投稿を初めて、1999年12月まで続けたと思います。フォーラム内で「曲を聴いた感想」という形で他の参加メンバーとコミュニケーションできるのが楽しかったです。この時期が一番DTMに力を注いでいた頃ですね・・・。

 

FMIDIORGでMIDIデータを投稿する際は「推奨音源」を指定して投稿するのですが、それで分かったのは、RolandSC-88ユーザーが大多数ということで、自分が持っていたSC-155では役不足であることが分かり、1996年末にコイツを買いました。

Roland SC-88 Pro、当時のRolandのGS音源モジュールのフラッグシップ機です。その後ハードウェア音源は徐々に処分してしまったのですが、この音源だけは数年前までまだ所有していました。ニフティでの投稿曲の制作では非常に活躍してくれた音源でした。

 

FMIDIORGの話に戻りますが、当時、毎月の投稿曲に対して人気投票を行うということをやっていました。私の作品はおおむね下位だったので改めてみるのも恥ずかしいのですが、この毎月の投票結果の記録を残してくれていた方がいらっしゃいました。これは貴重な資料だと思います。感謝!

http://sabi.no.coocan.jp/masudak/FMIDI/index.html

 

2000年以降は、ほとんど曲は作ってなくて、ニフティ時代のMIDIデータのバージョンアップしたりをぼちぼちとやっています。あまり書くことはありませんが、もう1回だけ続けますね。