Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

Supertramp 「Take The Long Way Home」

1979年に世界的大ヒットを記録したSupertrampのアルバム Breakfast in America に収録された曲で、シングルカットもされてヒットしました。私が初めて買った輸入盤のLPレコードが実はこれなんです。

Supertramp / Breakfast in America

Supertrampの全盛期といわれるこの時期は、キーボード担当のRick Daviesとギター兼キーボード担当のRoger Hodgsonが、ほぼ半分ずつアルバム収録曲の作曲を手掛けており、この曲「Take The Long Way Home」はRoger Hodgsonの作曲。Hodgsonらしいファンタジックな跳ねるようなピアノによるポップソングです。

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曲を聴くとわかるように、この曲では(終盤の一部を除いて)ギターが使用されていません。ドラムとベースの上でHodgsonの弾くピアノとDaviesの弾くオルガンとシンセ(とハーモニカ)、管楽器プレーヤーのJohn Helliwellによるクラリネットが演奏されていて、特に間奏部分ではクラリネットとハーモニカの掛け合いが行われているという、かなりユニークな曲なんです。こういうところがSupertrampの音楽の魅力でもあると思っていて、ソングライターではないJohn Helliwellの存在が、実はこのバンドの重要な役割を担っていたのだと個人的には考えています。

 

この曲のオフィシャルのライブ映像がYouTubeにアップされています。ライブでは、Helliwellが管楽器だけでなく、キーボードやコーラスまで担当していてその存在感がよく分かります。(キーボードを演奏しているときはトリプルキーボードになっている!)

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