Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

Blue Öyster Cult 「The Siege and Investiture of Baron Von Frankenstein's Castle at Weisseria」

アメリカのハードロックバンド、Blue Öyster Cult(以下「BOC」)の1988年のアルバム Imaginos に収録された曲。曲名は「ヴァイセリアにあるフランケンシュタイン男爵の城の包囲と叙任」と訳せばいいんでしょうか?

私はBOCのことをほとんど知らなくて、アルバムもこの Imaginos しか聴いたことがありません。Wikipediaで少し調べてみると、このアルバムはプロデューサーのSandy Pearlman がバンド結成以前からコンセプトをあたためていた作品で、本来はバンドメンバーである Albert Bouchard のソロアルバム用として制作されていたものの、お蔵入りとなっていたものらしく、レコード会社の意向で曲数、曲順を変更し、ヴォーカルを差し替えたり、ゲストミュージシャンの演奏をダビングしたりと、大幅に手を加えられた結果リリースされたアルバムとのこと。

詳しくはこちらで。英語ですがブラウザの翻訳機能でおおむね読めるものの、PearlmanによるImaginosのコンセプトに関しては別の意味で理解不能です・・・

en.wikipedia.org

というわけで、BOCというバンド本来の作品というのとはちょっと違うような気がしますが、アルバム全編を通して漂うオカルトチックでドラマチックな雰囲気はなかなかインパクトがありました。

Blue Öyster Cult / Imaginos

この曲「The Siege and Investiture of Baron Von Frankenstein's Castle at Weisseria」(長っ!)は、アルバムの雰囲気を良く表しているドラマチックな曲です。詞・曲はPearlmanとBouchardとの共作。リードヴォーカルはなぜかバンドメンバーではないJoey Cerisanoが担当し、曲の主人公であるフランケンシュタイン男爵の役柄を演じています。終盤 "World without end" という歌詞を繰り返す部分のクラシカルなフレーズは、シンフォニック感があふれていて非常に印象的で気に入っています。

www.youtube.com

ちなみに間奏部で聴けるギターソロは Joe Satriani によるものです。