Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

Fairport Convention 「Farewell, Farewell」

Fairport Conventionの Liege & Lief は、私が初めて買ったブリティッシュフォークのアルバムです。1969年の作品ですが、私が買ったのはそれよりずっと後の1984年頃で、Mike Oldfieldの初期作品や Five Miles Out あたりを聴いて、トラッドやフォークに興味を持ち始めた頃だったと思います。あと、Sandy DennyのヴォーカルをLed Zepellinの曲「The Battle of Evermore」で聴いたことも彼女がメンバーだったグループであるFairport Conventionのアルバムを買って聴こうと思ったきっかけだったかもしれません。

Fairport Convention / Liege & Lief

Fairport Conventionは、現在も活動しているレジェンド的なフォークグループですが、その長い歴史の中でも名盤と呼ばれているのがこのアルバム。私が聴いたことがあるFairport Conventionのアルバムはこれだけですが、その後、他のブリティッシュフォークやトラッドに影響を受けた作品を聴くようになったきっかけとなった作品です。

アルバム収録曲は全8曲中、トラッドをアレンジしたもの5曲とオリジナル3曲で構成されていますが、どちらもエレクトリックギター、ベース、ドラム、ヴァイオリンとヴォーカルというロックバンドスタイルの演奏となっていて、トラッドとオリジナルが違和感なくブレンドされたアルバムだと思います。

ただ、トラッドを基調とした音楽なので若干取っつきにくい面があるのは確かで、私も最初聴いたときはそんな感じでした。でもこの曲「Farewell, Farewell」は、アルバム収録曲のなかでは最も短い曲ですが、親しみやすいメロディーとSandy Dennyの素朴なヴォーカルが魅力的な名曲だと思います。

www.youtube.com