Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

The Police 「Spirits in the Material World」

The Policeが制作したアルバムは1978年のデビュー作 Outlandos d'Amour から1983年の Synchronicity までの全5作しかないのですが、この時期のロックバンドの中では非常に大きな存在感があって、そのサウンドが他のバンドへ与えた影響も大きかったと思います。彼らのサウンドは、ギター、ベース、ドラムの3ピースバンドということもあり、スリムでタイトという印象がありますが、実際の演奏自体は高度なテクニックを駆使したものが結構あって、ある意味プログレッシヴロックに近いアプローチといえるのではないかと思います。

そんなPoliceの1981年のアルバム Ghost In The Machine の1曲目に収録されているのが、この曲「Spirits in the Material World」。

The Police / Ghost In The Machine

3分弱の短い曲ですが、ヴァースでは裏拍にアクセントをもったレゲエ風のリズムからコーラス(サビ)では普通のエイトビートに切り替わるといった捻りが入った曲で、ヴァース部分ではベースとドラムが共にトリッキーなフレーズを演奏していて、非常にリズムを取りにくいです。でも何度も聴いていると結構クセになったりして。

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ヴィデオクリップはこちら。歌いながら踊っているStingと真面目に演奏しているAndy SummersとStewart Copelandという対比が面白いです。ヴァース部分のシンセ風の音色はSummersがギターで弾いている(ギターシンセ?)みたいで、間奏部以降のギターのアルペジオのように聴こえる部分はシンセで鳴らしているような映像になっていますがホントかどうかは不明です。

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