King Crimsonは1980年代に3作のアルバムを発表していますが、これらのアルバムの収録曲の中で個人的に一番好きな曲がこれ。1981年のアルバム Discipline のタイトル曲です。
このアルバムがリリースされた当時は、もう一人のギタリスト Adrian Belew が演奏する象の鳴き声のようなギターサウンドをフィーチャーした「Elephant Talk」や日本語のタイトルが付いた「Matte Kudasai」がピックアップされていたように記憶していますが、このアルバムの魅力はやっぱりこのタイトル曲の存在が大きいと思っています。
変拍子でポリリズムという複雑な構成でありながら、マクロ的にはダンサブルでもあって、さらに音色も耳に心地よくて、リピートして何度でも聴いていられそう。1974年に自らバンドを終了させた Robert Fripp が、1980年代にバンドを再起動させた目的がこの1曲に集約されています。
King Crimson / Discipline
ちなみに1980年代のKing Crimsonで個人的に2番目に好きな曲は 「Three Of A Perfect Pair 」です。