Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

2023-01-01から1年間の記事一覧

今年聴いた新作アルバム

今年聴いた新作アルバム(リイシュー作品は除く)は全部で以下の19作でした。 【国内】u-full / 観星塔結束バンド / 結束バンドポップしなないで / 戦略的生存クラムボン / 添春編Homecomings / New Neighbors三浦透子 / 点描みぃなとルーチ / Waiting for t…

Eagles 「Please Come Home For Christmas」

今年、クリスマスにちなんだ曲について書こうと思って一番最初に頭に浮かんだのは、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」や山下達郎の「クリスマス・イブ」やワム!の「ラスト・クリスマス」でもなく、ましてやELPの「夢見るクリスマス」でもなくて…

MindaRyn 「Shiny Girl」

秋アニメとして放送されたTVアニメ「SHY」のオープニング曲「Shiny Girl」。歌はタイ出身のアニソンシンガー MindaRyn さん。最近一番良く聴いている曲かも。 www.youtube.com ドラム、ベースとギターという構成のシンプルなバッキングですが、左右に配置さ…

三浦半島と房総半島で富士山を遠くに見る旅 9/17-9/18

今回は旅行の話です。 もう3か月ほど前で、ブログに書くつもりはなかったんですけど、久しぶりの「泊りがけの一人旅」だったので、記録に残しておこうと思います。 旅行ネタは初めて書くのでどうなることやら・・・ 一人旅のいいところは、その場その場で好…

Electric Light Orchestra 「21st Century Man」

「コンセプトアルバム」という形のアルバム制作方法は、ビートルズの1967年のアルバム Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band あたりが起源と言われています。その後プログレッシブ・ロックの流行もあって、1970年代にはコンセプトアルバムが多く制作されま…

キーボードソロがある曲(その24):Blondie 「Call Me」

映画「アメリカン・ジゴロ」のテーマ曲として、サウンドトラックを手掛けたジョルジオ・モロダーが作った曲に、Blondieのヴォーカル Deborah Harryが歌詞を付けて歌った「Call Me」は1980年にリリースされ、ビルボードの年間1位を獲得した大ヒット曲。 ディ…

Pink Floyd 「Another Brick In The Wall (Part II)」

本国イギリスでは1979年11月にシングルとしてリリースされた「Another Brick In The Wall (Part II)」(アメリカでは1980年1月リリース)。イギリスではPink Floydが1970年代にリリースされた唯一のシングルだったとのこと。それだけアルバム主体のアーティ…

Styx 「Babe」

1980年前後のアメリカのポップシーンというのは、ディスコブームもやや落ち着いてきて、イギリスのニューウェーブ勢の進出もまだこれからという状況でした(あくまで個人の印象です)。そんな中リスナーに受け入れられたのがソフトロック系の音楽やロックバ…

Ambrosia 「Biggest Part of Me」

アメリカのカリフォルニア出身で、1970年代後半に活躍したロックバンド Ambrosia が1980年に発表したアルバム One Eighty(邦題:真夜中の晩餐会)。アルバムタイトルは『180』、つまり180度の方向転換という意味だと言われていますが、実際は1980年の1月に…

Leo Sayer 「More Than I Can Say」

主に1970年代の中頃に活躍したイギリスのシンガー、Leo Sayerが1980年に放ったヒット曲「More Than I Can Say(邦題:星影のバラード)」。アメリカのビルボードHot 100では最高位2位を獲得しました。 正直私はLeo Sayerの歌でしか知らなかったのですが、こ…

Supertrampアルバム紹介 その4:Crisis? What Crisis?

前作 Crime Of The Century は本国イギリスだけではなくアメリカでもリリースされ、それに合わせて1975年4月からは北米でのコンサートツアーを実施しましたが、この時点では米国での知名度はまだ低い状態でした。それでもバンドはアメリカ進出を指向するよう…

内田真礼 「aventure bleu」

前回取り上げた「駒田蒸留所へようこそ」は、主人公がウィスキーの開発(復活)に取り組むドラマでしたが、お酒をテーマにしたアニメということではこんな作品がありました。2018年1月~3月に放送されたTVアニメ「たくのみ。」。 原作は火野遥人さんの4コマ…

映画「駒田蒸留所へようこそ」を観てきました

アニメ制作会社 P.A. WORKSが制作するオリジナルの「お仕事シリーズ」アニメの劇場版ということで、前から楽しみにしていた映画「駒田蒸留所へようこそ」を先日観てきました。 ストーリーは、ウィスキーの蒸留所の経営を継いだ主人公:駒田琉生が、過去の人…

Peter Hammill 「This Book」

最近タワーレコードなどのレコードショップに行くと、アナログ盤の品揃えが多くなっていることに気づきます。アーティストも新譜をデジタルフォーマットでリリースする以外に、(CDではなく)アナログ盤でリリースするケースも見られて、最近のアナログ盤ブ…

Mike + The Mechanics 「The Living Years」

ジェネシスのベース/ギター奏者のMike Rutherfordが中心となって結成したポップロックバンド Mike + The Mechanics が1988年にリリースした彼らの最大のヒットアルバム Living Years のタイトル曲(曲名はTheが付いて「The Living Years」)。この曲もシング…

The Moody Blues 「I Know You're Out There Somewhere」

この曲は The Moody Blues 1988年のアルバム Sur La Mer からシングルカットされた曲で、バンドの最後のヒットシングルといっていい曲です。作者はバンドのメインライターの一人である Justin Hayward、ヴォーカルも彼によるものです。 The Moody Bluesは、…

キーボードソロがある曲(その23):Toto 「Africa」

1982年リリースのアルバム IV 収録のシングルでも大ヒットした曲「Africa」。 この曲のドラムとベースを除いた多くの部分はシンセの音色で構成されています。Wikipedeiaによれば、曲全体のリフとして聴くことができるソフトなシンセブラスの音はヤマハのポリ…

みぃなとルーチ 「アウトバーン」

さよならポニーテールのメンバーでヴォーカルの みぃな が「みぃなとルーチ」というユニット名で今年発表した2作目のアルバム waiting for the moon to rise 。実質みぃなのソロアルバムでシンガーソングライターとしてのみぃなの歌を聴くことができる作品で…

Angie McMahon 「Exploding」

YouTubeで別の検索をしていたときに偶然に出会ったのがこの曲、Angie McMahonの「Exploding」。 Angie McMahonはオーストラリアのシンガーソングライターで、先日リリースされたこの曲が収録されているアルバム Light, Dark, Light Again は2作目だそうです…

空気公団 「景色一空」

空気公団の新作アルバム 景色一空 のタイトル曲。 www.youtube.com ミニマムな音とコトバで綴られる、じんわりと染み入る歌。 変わっていくもの変わらないものもあること全部知らなくていいんだ という歌詞が印象的です。 いまの日常を受け入れてそこからに…

Trevor Rabin 「Push」

1980年代のYesの主要メンバーとしてバンドを牽引し、Yes脱退後は映画音楽の作曲家として確固たるポジションを築いたTrevor Rabinの久しぶりのロックアルバム Rio がINSIDEOUTレーベルからリリースされました。ヴォーカル入りのソロアルバムとしては1989年の …

Semisonic 「The Rope」

昨年の2月にSemisonicの曲について記事を書きました。 moonshineplus.hatenablog.com そんな彼らがフルアルバム Little Bit of Sun を11月にリリースするようです。フルアルバムという形では22年ぶり!。別件でネット検索していたときに偶然この新作のことを…

最近のアニソンから4曲

最近のアニソン、というか観ている(観ていた)アニメのOPやED曲です。 まずは7月期放送分から1曲 ■asmi 「破壊前夜のこと」TVアニメ「デキる猫は今日も憂鬱」のエンディングテーマ。歌っているasmiさんはシンガーソングライターですが、独特な声が魅力的で…

Supertrampアルバム紹介 その3:Crime Of The Century

1971年に2ndアルバム Indelibly Stamped を発表したSupertrampでしたが、セールス的には失敗し、バンドの活動を支援してきたスポンサーからも見放され、窮地に立たされた状態になります。それでもまだ諦めなかったメインライターのRick DaviesとRoger Hodgso…

King Crimson 「Starless」

Emerson Lake & Palmer、Pink Floyd、Genesis、YesそしてKing Crimsonの5つバンドはひっくるめて「英国5大プログレバンド」と呼ばれています。なぜ「5大」なのかというと単純で、1970年代初期のプログレッシヴロックのブームにおいて人気があったから(イギ…

Yes 「Sound Chaser」

Yesの最高傑作アルバムは何といっても1972年の Close To The Edge(邦題:危機)でしょう。A面に19分弱の1曲、B面に10分前後の2曲という大作指向のアルバムにもかかわらず「聴きやすい」というのがこのアルバムの最大の特長で、複雑な展開や演奏があっても、…

Genesis 「The Lamia」

Genesisの1974年のアルバム The Lamb Lies Down On Broadway (邦題:眩惑のブロードウェイ)収録の曲のなかでもとびきり美しいナンバーがこの「The Lamia」。 このアルバムの曲の作者は、クレジット上はメンバー全員となっていますが(作詞は1曲を除いて全…

Pink Floyd 「Welcome To The Machine」

Pink Floydの1975年のアルバム Wish You Were Here(邦題:炎~あなたがここにいてほしい)に収録の曲「Welcome To The Machine(邦題:ようこそマシーンへ)」はちょっと異色な曲です。 ここで鳴っている音はほとんどがシンセサイザーの音色。Pink Floydは…

Emerson Lake & Palmer 「Karn Evil 9: 1st Impression」

Emerson Lake & Palmer(以下ELP)は、キーボードのKeith Emerson、ベース/ギター/ヴォーカルのGreg Lake、そしてドラムのCarl Palmerによるロックトリオとして1970年代を中心に活躍したバンドでした。 当時はロックの中心的な楽器はギターで、トリオ編成で…

中川翔子 「空色デイズ」

2007年のTVアニメ 「天元突破グレンラガン」のオープニングテーマ曲が「空色デイズ」。2クールの作品にもかかわらず、通しでオープニングに使用されたということで、グレンラガンといえばこの曲という印象が強いです。もちろん中川翔子さんの代表曲にもなっ…