Moonshine+

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キーボードソロがある曲(その24):Blondie 「Call Me」

映画「アメリカン・ジゴロ」のテーマ曲として、サウンドトラックを手掛けたジョルジオ・モロダーが作った曲に、Blondieのヴォーカル Deborah Harryが歌詞を付けて歌った「Call Me」は1980年にリリースされ、ビルボードの年間1位を獲得した大ヒット曲。

ディスコビートとバンドサウンドが絶妙に融合したかっこいい曲なのですが(ギターリフもカッコイイ)、この曲はBlondieのバンドメンバーによる演奏ではなく、モロダーが起用したセッションミュージシャンによるものだそうです。Wikipediaによれば、一度はバンドでの録音が試みられたようですが上手くいかず、その後モロダーによって差し替えられたとのこと。

この曲のキーボード演奏は、当時モロダー作品によく起用されていたドイツ出身のミュージシャン、ハロルド・フォルターメイヤーによるもの。この人は「ビバリーヒルズ・コップ」や「トップガン」といった有名な映画音楽の作曲者として知られていますよね。

 

こちらはシングルバージョン。

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この曲のキーボードソロは2分12秒あたりから約30秒間のシンセソロ。フレーズ自体はさほど難しくないですが、矩形波を変調させた結構生な感じのアナログシンセ音にフェーザーを掛けたような音色がカッコイイです。

 

サウンドトラックに収録されているのはこちらのロングバージョンで、シンセソロは2分56秒あたりから始まります。シンセソロ自体はシングルバージョン同じものなんですが、後半にはギターソロも登場したりと聴きごたえ十分のバージョンになっていて、個人的にはこちらの方が好きです。

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この曲はBlondieの各種ベスト盤に収録されていますが、バンド全盛期にリリースされたベストアルバムがこれ。多くのヒット曲が収録されています。

Blondie / The Best Of