Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

2022-01-01から1年間の記事一覧

Mike Oldfield 「Berlin 2000」

アルバム The Millennium Bell の紹介の際に少し触れた、1999年12月31日に開催されたベルリンでの「Art In Heaven」コンサートの模様は、DVDとしてリリースされています(日本でも発売されました)。 このDVDには、過去の人気曲とアルバム The Millennium Be…

Pendragon / Fallen Dreams and Angels and All The Loose Ends

年末間際に買ったCD。これがなんと今年5枚目(うち1枚は中古盤)のCDということで、改めてサブスクにお世話になっているなあということを実感してます。 今年の夏に発売された イギリスのベテランシンフォロックバンドである Pendragon のコンピレーションCD…

Wings 「Silly Love Songs」

Paul McCartneyは1970年代の多くの期間、Wingsというバンドを組んで活動していました。「Paul McCartney & Wings」という名前で呼ばれることも多いですが、「Paul McCartney & Wings」という名義で発表されたアルバムは、1973年にリリースされた Red Rose Sp…

麗美 「走るそよ風たちへ」

クリスマスなのでこんな曲を。 1980年代中頃から1990年代の前半にかけて、シンガーソングライターとして活動していた麗美さんのアルバム 走るそよ風たちへ(1990年作)のタイトル曲です。 麗美 / 走るそよ風たちへ このCDは発売当時に買ったのですが一旦手放…

Rush 「Marathon」

Rushの1980年代の作品は、曲がコンパクトになり、シンセを多用したりと最もポップ路線に近づいた時期です。この頃のRushで一番好きな曲が1985年のアルバム Power Windows 収録の「Marathon」です。 Rush / Power Windows この曲はなんといってもライブでの再…

尾崎亜美 「蒼夜曲~セレナーデ」

1970年代後半から1980年代前半にかけて、数多くのヒット曲を生み出したシンガーソングライター尾崎亜美さん。私は尾崎亜美さんの熱心なファンというわけでは無かったのですが、「マイ・ピュア・レディ」「ストップモーション」「21世紀のシンデレラ」といっ…

The Clash 「Hitsville U.K.」

曲名に「アメリカ(AmericaやUSA)」という言葉が付く曲は多いんですが、曲名に「イギリス(EnglandやUK)」やその他の国名が付く曲はあんまりないですよね。やっぱりポップ音楽ビジネスの規模の大きさもさることながら、音楽ジャンルの中でアメリカが起源に…

Simon & Garfunkel 「America」

洋楽を聴き始めたころからの「自分ルール」というのがありました。それが「洋楽は1967年以降のものを聴く」というもので、最近は少し緩んできたものの、1966年以前のアルバムは持っていません(ビートルズは1965年以前かも・・・)。 1967年というのはいくつ…

Bill Smith Studioのアルバムカバーデザイン

先日Amazonでこんな本を購入しました。 Bill Smith Studio - COVER STORIES - 5 decades of album art 2021年に刊行された、Bill Smith Studio が手掛けたアルバムアートの写真集です。(洋書なので英語で書かれています。) Bill Smith Studioはイギリスの…

Mike Oldfield アルバム紹介 その20:The Millennium Bell

前作 Guitars の制作と並行して進められていたプロジェクトというのが、2000年を迎える記念イベントとして1999年12月31日に行われたベルリンでのライブコンサートでした。このコンサートを視野において制作された作品が、この The Millennium Bell です。 Mi…

Barclay James Harvest 「Berlin」

Barclay James Harvest(以下BJH)は、「ベルリンの壁」が取り壊される前の1987年に、西側のロックバンドとして初めて、ベルリンの壁の東側でライブコンサートを実施したバンドとして知られています。 BJHはさらに7年前の1980年にも西ベルリンでフリーコンサ…

「すずめの戸締まり」観てきました

こないだの日曜日に映画「すずめの戸締まり」観てきました。 観終わっての第一印象は、新海誠監督の作風がオトナになったなあ、という感じです。 過去2作では「ボーイ・ミーツ・ガール+災害」という構図で、最終的には主人公の二人の望みをかなえるために世…

Al Stewart 「Time Passages」

イギリス出身のシンガーソングライター Al Stewart の1978年のアルバム Time Passages のタイトルトラック。この曲はアメリカのBillboardのシングルランキングで最高7位まで達したヒット曲です。同じくBillboardのアダルト・コンテンポラリーのチャートでは1…

America 「Ventura Highway」

このブログのカテゴリーで「音楽」を3つの地域で分けています。だいたい分かるとは思うのですが念のため説明しておくと、 NA/EU:北米とヨーロッパJP:日本HK/TW/KR:香港と台湾と韓国 かなりざっくりな分類ですが、NA/EUとしているのは、曲やアーティストを…

最近の曲でよく聴いているもの

4曲。ちょっとジェネレーションギャップ感じつつも・・・。 MAISONdes (featuring 花譜、ツミキ) 「トウキョウ・シャンディ・ランデヴ」 10月始まったTVアニメ(令和版の)「うる星やつら」のエンディング曲です。ボカロPとして知られるツミキさんとヴァー…

キーボードソロがある曲(その14):Camel 「Cloak and Dagger Man」

Camel のメンバーのキーボード奏者といえば、デビュー以来Peter Bardensが担当していましたが、1978年のアルバム Echoes を最後に脱退し、その後は固定メンバーとしてのキーボード奏者はいなくなってしまいます。この曲が収録された1984年のアルバム Station…

Falco 「Rock Me Amadeus」

1980年代、全米でヒットした数少ない英語以外の曲のひとつがこの Falco の「Rock Me Amadeus」。1985年に世界的にヒットした曲です。 先日久しぶりにこの曲をサブスクで聴いてみたんですが、最初にFalcoのオリジナルアルバム Falco 3 に収録された「Rock Me …

ここ数年で購入したマンガいろいろ

久しぶりに音楽以外のネタです。 マンガはスマホアプリで見れるものも多くて実際お世話にはなっていますが、自分がホントに読みたい作品はアプリで見れないものが多いので、そんなときは本か電子書籍で購入しています。 音楽はサブスクが充実してるのであえ…

Mike Oldfield アルバム紹介 その19:Guitars

前作 Tubular Bells III 発表後のBBCのインタビューで、次作はコンピューターを使わないギター演奏だけのアルバムを作ると公言していた Mike Oldfield。前作から1年も経たないうちに届けられたのは、まさしくギターだけを使って制作したアルバム Guitars で…

Phil Collins 「Both Sides of The Story」

1991年のアルバム We Can’t Dance のワールドツアー後、活動休止状態に入ったGenesisですが、Phil Collins はそのままバンドから脱退してしまうことになります。1980年代、Genesisとしてよりもソロアーティストとしての活動が中心だったPhil Collinsですので…

Steve Hackett 「Hoping Love Will Last」

Genesisのアルバム Wind and Wuthering リリース後、バンドを脱退したギタリストの Steve Hackett が翌年 1978年に発表したソロアルバム Please Don't Touch ! は、ゲストヴォーカリストとして、KansasのSteve Walsh、Richie Havens、Randy Crawford といっ…

Genesis 「Your Own Special Way」

Genesisの1977年のアルバム Wind And Wuthering に収録された曲の中で一番フツウの曲がこの「Your Own Special Way」。作曲はMike Rutherford。フツウというのは言い方が悪いかもしれませんが、Tony Banksのシンフォニックなカラーが支配的なこのアルバムの…

fripSide 「eternal reality」

fripSideはレールガン(TVアニメ「とある科学の超電磁砲」)シリーズのオープニング曲しか聴いたことないので、fripSideがどうこうという話はできませんが、これらの曲は、第1期の「only my railgun」をはじめとしてどれもポップでノリのいい曲で、人気があ…

茅原実里 「Paradise Lost」

2008年のTVアニメ「喰霊-零-」の主題歌「Paradise Lost」。歌っているのはアニメの主人公 神楽を演じた声優の茅原実里さん。私は茅原さんの歌をそんなに知っているわけはなくて、この曲で初めて知ったぐらいだったのですが、この曲のインパクトの強さが印…

Steeleye Span 「All Around My Hat」

Steeleye Spanは、Fairport Convention のベース奏者であったAshley Hutchingsが中心となって結成されたフォークロックバンドで、Hutchingsは初期の数作のアルバム発表後脱退してしまいますが、バンド自体はその後も活動を継続していて、現在もヴォーカルのM…

Fairport Convention 「Farewell, Farewell」

Fairport Conventionの Liege & Lief は、私が初めて買ったブリティッシュフォークのアルバムです。1969年の作品ですが、私が買ったのはそれよりずっと後の1984年頃で、Mike Oldfieldの初期作品や Five Miles Out あたりを聴いて、トラッドやフォークに興味…

Cara Dillon 「Black Is The Colour」

Mike Oldfield のアルバム Tubular Bells III 収録曲「Man In The Rain」でリードヴォーカルを務めた Cara Dillon はアイルランド出身のフォークシンガーで、1998年当時はパートナーの Sam Lakeman とPolar Starというユニットを組んでいましたが、結局レコ…

Mike Oldfield アルバム紹介 その18:Tubular Bells III

このアルバムがリリースされる1年前の1997年、ベスト盤である The Essential Mike Oldfield がWarnerから発売されました。 Mike Oldfield / The Essential Mike Oldfield このベストアルバムはVirgin Records時代の人気曲とWarner移籍後の主にシングル曲がほ…

Weyes Blood 「It's Not Just Me, It's Everybody」

アメリカのシンガーソングライター Natalie Mering によるソロプロジェクト Weyes Blood 。彼女の作品は2019年のアルバム Titanic Rising をサブスクで聴いただけで、ほとんど知識はないのですが、1970年代あたりの懐かしさのある甘いメロディときらびやかな…

Yes 「Walls」

現在では誰もが手軽に行うことができるハードディスクレコーディングの先駆けといえる作品が、Yesの1994年のアルバム Talk です。前作 Union でメンバーが8人となったYesでしたが、Steve Howe、Rick Wakeman、Bill Brufordが脱退し、残ったメンバーはアルバ…