Mike Oldfield のアルバム Tubular Bells III 収録曲「Man In The Rain」でリードヴォーカルを務めた Cara Dillon はアイルランド出身のフォークシンガーで、1998年当時はパートナーの Sam Lakeman とPolar Starというユニットを組んでいましたが、結局レコーディングがリリースされることはなく、レコード会社を移籍後ソロアーティストとして2001年にレコードデビューしました。
Cara Dillon / Cara Dillon
このアルバムの1曲目に収録されたのがこの「Black Is The Colour」。この曲は有名なトラッドで数多くのアーティストによって歌われています。このアルバムのバージョンは、Cara DillonとSam Lakemanによってアレンジされたもので、シンプルな中にも洗練された印象があります。
彼女の作品はこのようなスローテンポの曲がほとんどで、半数以上がトラッドソングのため、変化に乏しいといえばそうなのですが、Dillonの可憐な声とLakemanによる清廉なサウンドは多くの人に受け入れられているようで、今でもアイルランドやイギリスで人気フォークシンガーの地位を確立しています。
ちなみに、この曲「Black Is The Colour」は日本のアーティストもカバーしていて、私の知っている範囲では、KOKIAさんと元ZABADAKの上野洋子さんが取り上げています。こちらも参考までに。