Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

Pendragon 「The Wall of Babylon」

イギリスのシンフォロックバンド Pendragonの1993年のアルバム The Window Of Life の1曲目に収録された曲「The Wall Of Babylon」。

この時期のPendragonサウンドは、ギター/ヴォーカルでほとんどの曲を手掛けるNick Barrettとキーボード奏者でArenaやShadowland等の複数のバンドを掛け持ちして活動しているClive Nolanの2人を中心としたシンフォニックな演奏と、抒情的で親しみやすい歌メロが特徴で、個人的にはどちらもこのバンドの好きな部分なのですが、この曲もその特徴がよく表れた作品です。

イントロの4分間、BarrettのギターとNolanのシンセによる情感たっぷりの演奏が繰り広げられ(ちょっとピンク・フロイド風)、その後ブリッジを挟んで後半の歌メロに入っていくというトータル11分ほどある長い曲ですが、プログレ風な演奏部分とポップでちょっと野暮ったいほどの歌メロのバランスがこのバンドらしいといえます。

 

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個人的には、上の動画でいうと8分45秒からの歌メロがスーパートランプの曲「Hide In Your Shell」の一節とよく似ているのには、この曲を最初に聴いたときにはアレっと思いました。(以下の動画の5分24秒あたり)

ひょっとしたらNick Barrettもスーパートランプを聴いていたのかもしれませんね。

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Pendragon / The Window of Life