The Alan Parsons Project(以下、APP)の1980年のアルバム The Turn of A Friendly Card (邦題:運命の切り札)収録の曲、シングルとしてもリリースされて全米ではそこそこのヒットになったと記憶しています。
この曲のポイントは何といってもイントロからずっと鳴り続けているシンセシーケンスです。これが無くてもキャッチ―なロックナンバーなんですが、このシーケンスが入ると一気にスペーシーな感じが出てきます。
リードヴォーカルは Lenny Zakatek が担当。Zakatek はAPPの作品の多くの曲でリードヴォーカルをとっていますが、元々はR&B系バンドのシンガーだったそうで、APPのアルバムでもパワフルでアップビートなナンバーのヴォーカルを担当していますね。
こちらがヴィデオクリップ。アルバムバージョンより1分ほど短いです。
このアルバム、後半の5曲は「The Turn of A Friendly Card」という組曲形式の曲になっていますが、どの曲もポップで聴きやすいものとなっていて、いわゆる「プログレ」とは異なります。もちろんオーケストラを導入したりシンフォニックな要素があるので、当時アメリカでは「シネマティックロック」というふうに呼ばれていたらしいです。
The Alan Parsons Project / The Turn of A Friendly Card
・・・ここからはオマケなのですが、この曲と同じシーケンスを使って打ち込み曲を作ったことがあります。前回記事の延長みたいになりますが、現在の自宅のDAW環境を使ってラフなミックスをSoundCloudに置いてみました。こちらは特にオススメしないです。