アメリカのシンガーソングライター Natalie Mering によるソロプロジェクト Weyes Blood 。彼女の作品は2019年のアルバム Titanic Rising をサブスクで聴いただけで、ほとんど知識はないのですが、1970年代あたりの懐かしさのある甘いメロディときらびやかなオーケストレーションが印象的でした。新作はいつかなと思っていたら11月18日にアルバム And In The Darkmess, Hearts Aglow が発表されるようで、先行シングル 「It's Not Just Me, It's Everybody」がすでにリリースされていたので早速聴いてみました。
メロディそのものはフォーク風のソフトロックなのですが、Natalieの中低音が特徴の声質と、背後で深いリヴァーブがかかったシンセパッドが鳴っているせいでどこかミステリアスなイメージを醸し出しています。
ちなみにこの曲を聴いて思い浮かんだのが Pink Floyd の「Us and Them」と The Alan Parsons Project の「Time」でした。ミドルテンポのエイトビートと浮遊感のあるサウンドが共通しているように思います。
ヴィデオクリップも発表されています。一見映画風の映像となっていますが、結構ダークユーモアが効いています・・・。
Weyes Blood / And In The Darkmess, Hearts Aglow