Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

Mike Oldfield 「Berlin 2000」

アルバム The Millennium Bell の紹介の際に少し触れた、1999年12月31日に開催されたベルリンでの「Art In Heaven」コンサートの模様は、DVDとしてリリースされています(日本でも発売されました)。

 

このDVDには、過去の人気曲とアルバム The Millennium Bell からの抜粋、そして2000年を迎えた直後に行われたライティングショー「Art In Heaven」の為に制作・演奏された曲(通称 「Berlin 2000」)が収録されています。

コンサートは、1999年に行われたライブツアーのメンバーにオーケストラと合唱隊を加えた大掛かりなものだったようで、「Art In Heaven」のイベントでは花火と250基ものキャノン型のライティングが空を照らした中で、この曲「Berlin 2000」が演奏されました。

約13分に渡るこの曲は、Oldfieldのアルバム The Songs of Distant Earth の「In The Beginning」から始まり、途中、このイベントの為に制作されたパート(一部が次作で「Thou Art In Heaven」というアレンジバージョンで発表された)を挟み、最後はベートーベンの第九「喜びの歌」で締めくくられるというものでした。

ここでのOldfieldのギター演奏は非常にエネルギッシュなもので、ベルリンの大晦日の深夜という寒い中に関わらず、熱い演奏を繰り広げています。オーケストラルヒットが多用されているのがちょっと時代錯誤のような気がしますが、ここまで激しいギター演奏が聴けるのはこれ以降は無いのではないかと思うので貴重な音源だと思います。(ビデオではライトショーがメインで、Oldfieldの演奏はちょっとしか出てこないのが残念ですが・・・)

 

この演奏の動画がYouTubeにアップされているものがあるかなと探してみたのですが、どうも適当なものが見つかりませんでした。一応「Berlin 2000」の後半部の音源が比較的クリアに聴くことができる動画がありましたのでご参考まで。

www.youtube.com