Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

2022-01-01から1年間の記事一覧

PSY・S 「遠い空」

PSY・Sの音楽活動は1980年代中頃から約10年間で、バンドサウンドを基本にしたポップソングを作ってきましたが、ユニークな音楽の制作手法にも注目されていました。 ひとつはサウンドの制作方法で、Fairlightに代表されるサンプリングを活用して、それをギミ…

キーボードソロがある曲(その13):PSY・S 「Friends or Lovers」

1991年のPSY・Sのシングル曲「Friends or Lovers」。ドラマとのタイアップがあったこともあって、PSY・Sのシングルの中では一番売れた曲のようです。個人的には売れる売れないは関係なして彼らの作品をフォローしてたので、セールスに関しては全然気にしてま…

Peter Hammill 「Painting By Numbers」

Peter Hammill は1970年代前半にイギリスのロックバンド Van Der Graaf Generator で活動していたシンガー兼マルチ奏者です。1970年代後半からはシンガーソングライターとしてとして数多くのアルバムを残している「孤高のロック詩人」的なアーティストです。…

Neil Young & Crazy Horse 「Love and Only Love」

長い曲つながりでこの曲も・・・。 Neil Young & Crazy Horse の「Love and Only Love」。1990年のアルバム Ragged Glory 収録の曲。10分20秒ほどの長さです。 Neil Youngはギターソロを弾きだすと延々と弾いてしまうヒトのようで、この曲もそのタイプの曲の…

Meat Loaf 「I'd Do Anything for Love (But I Won't Do That)」

1993年の世界的ヒット曲で、アメリカのロックシンガー Meat Loaf の最大のヒット曲でもある「I'd Do Anything for Love (But I Won't Do That) (邦題:愛にすべてを捧ぐ)」。アルバム Bat Out Of Hell II :Back Into Hell(邦題:地獄のロックライダー II…

Dire Straits 「Telegraph Road」

Dire Straits の1982年のアルバム Love Over Gold は、前作 Making Movies からさらにアーティスティックな指向を強めた作品になりました。曲で一つの物語を綴るような作風はこのアルバムがピークだったと思います。アルバム収録曲は5曲、もっとも短い曲でも…

Mike Oldfield アルバム紹介 その17:Voyager

Warner Music UKへ移籍する際に、3作のアルバムをリリースする契約となっていたMike Oldfield。Tubular Bells II、The Songs of Distant Earth に続く3作目のアルバムは、レコード会社からのオファーに基づき制作されました。 どうも、当時「リバーダンス」…

Clannad 「Theme from Harry's Game」

Clannadは、Brennan兄妹と彼らの叔父にあたるDuggan兄弟で結成された、アイルランド出身のグループです。一時期 Enya が在籍していたことでも知られています。 彼らは1970年代前半から音楽活動を始めていて、当初はアイリッシュトラッドを中心に演奏するフォ…

Blue Öyster Cult 「The Siege and Investiture of Baron Von Frankenstein's Castle at Weisseria」

アメリカのハードロックバンド、Blue Öyster Cult(以下「BOC」)の1988年のアルバム Imaginos に収録された曲。曲名は「ヴァイセリアにあるフランケンシュタイン男爵の城の包囲と叙任」と訳せばいいんでしょうか? 私はBOCのことをほとんど知らなくて、アル…

Vandenberg 「Waiting for the Night」

昔この曲が好きでカセットテープに録音して良く聴いていました。全米でヒットした曲だと勘違いしていましたが、日本でのみシングルカットされた曲だったんですね(全米ヒットしたのは前作アルバム収録の「Burning Heart」のほう)。1983年のアルバム Heading…

Foreigner 「Head Games」

Foreignerの1979年の3rdアルバム Head Games のタイトル曲。 Foreignerは、1stと2ndアルバムが全米でヒットして、このアルバムもヒットはしたものの、セールス的には前2作には及ばなかったようで、バンドの人気に少し翳りが出てきた時期です。 このころから…

Toto 「Turn Back」

Totoの最大のヒット作といえばアルバム Toto IV なのですが、個人的には、その前作となる1981年の3rdアルバム Turn Back が一番好きな作品です。1stと2ndアルバムでは、フュージョン、プログレ、ディスコなどのバラエティに富んだサウンドを取り入れてきまし…

SPANK HAPPY 「破壊」

SPANK HAPPYは、サックス奏者の菊地成孔さんを中心に結成されたポップユニットで、1990年代はキーボード奏者の河野伸さん、実力派シンガーソングライターのハラミドリさんの3人で活動していました。発表した作品は、ミニアルバムの MY NEME IS とフルアルバ…

谷山浩子 「SEAGULL」

なぜか今年になって買ってしまったCD。谷山浩子さんの1983年のアルバム たんぽぽサラダ。私は谷山浩子さんの熱心なファンではないのですが、このアルバムと次作の 水の中のライオン は好きな作品です。 谷山浩子 / たんぽぽサラダ 上記アルバムと 時の少女 …

坂本真綾 「おかえりなさい」

坂本真綾さんが歌う「おかえりなさい」は、2011年に放送されたTVアニメ「たまゆら~hitotose~」の主題歌で作曲は松任谷由実さん。ユーミンが書き下ろした数少ないアニソンの中のひとつです。 www.youtube.com アニメ「たまゆら」シリーズでは、これ以外にも…

Mike Oldfield アルバム紹介 その16:The Songs Of Distant Earth

アルバム Tubular Bells II のリリースの後、エジンバラ城でのプレミアコンサートを皮切りに、翌年1993年9月まで「Tubular Bells II 20th Anniversary Tour」と題したコンサートツアーを行ったMike Oldfieldが、次作の題材として取り上げたのは「SF」。それ…

濱田理恵 「笑顔に会いたい」

濱田理恵さんは、ZABADAK繋がりで知ったアーティスト。記憶があいまいですが、ZABADAKの吉良知彦さんが、濱田理恵さんのアルバム 無造作に愛しなさい にゲストミュージシャンとして参加しているという音楽雑誌からの情報がきっかけだったと思います。このア…

Maggie Reilly 「Follow The Midnight Sun」

ここしばらく1990年代の曲が多めです。 1990年代になるとヒットチャートをフォローすることは無くなって、好きなアーティストの周辺(参加ミュージシャン等)を糸口に新しい音楽を聴くようになった時期です。まだインターネットが普及していなかった時代なの…

Sarah McLachlan 「Possession」

カナダ出身のシンガーソングライター Sarah McLachlan の作品としては1997年の Surfacing が有名だと思いますが、個人的にはその前作である1993年に制作された Fumbling Towards Ecstacy が愛聴盤です。 Sarah McLachlan / Fumbling Towards Ecstacy Sarah M…

キーボードソロがある曲(その12):Official髭男dism 「Pretender」

今回は超有名曲です。2019年のヒット曲、Official髭男dismの「Pretender」。 Official髭男dism / Pretender (Single) YouTubeにこの曲の「制作ドキュメント」という動画がアップされていて、この中で曲中のシンセソロを藤原聡さんが演奏しているシーンがあり…

Pendragon 「As Good As Gold」

イギリスのシンフォロックバンド Pendragon のアルバムの中で、個人的には最高傑作だと思っているのが、1996年の作品 The Masquerade Overture です。 Pendragon / The Masquerade Overture このアルバムよりも過去の2作 The World、The Window Of Life、そ…

Opus III 「I Talk To The Wind」

これも1992年に発表された曲。女性ヴォーカル Kirsty Hawkshaw をフィーチャーしたアンビエントハウス(そんなジャンルあったっけ?)ユニット Opus III による King Crimson の「I Talk To The Wind」のカバーです。 彼らのデビューアルバム Mind Fruit に…

Jadis 「Sleepwalk」

1980年代から活動を続けるイギリスのシンフォロックバンド Jadis の1992年のアルバム More Than Meets The Eye は日本でも(一部で)注目された作品でした。 Jadis / More Than Meets The Eye バンドのリーダーはギターとヴォーカルの Gary Chandler。バンド…

Praise 「Easy Way Out」

後にAdiemusのメインヴォーカルとして活躍する Miriam Stockleyが参加していた3人組ユニット Praise が1992年に発表した唯一のアルバム Praise から。 Praise / Praise このアルバムは、ダンスビートとアンビエントミュージックと様々なエスニック系音楽を融…

Mike Oldfield アルバム紹介 その15:Tubular Bells II

Virgin Recordsとの契約が終了し、Mike Oldfieldが新たに契約した Warner Music UKから1992年に発表されたアルバムがこの Tubular Bells II 。まさしく満を持した発表だったんじゃないかと思います。 Mike Oldfield / Tubular Bells II 彼の作品の中で最も有…

遊佐未森 「Island of Hope and Tears」

遊佐未森さんの作品は、1988年の2ndアルバム 空耳の丘 から2012年の 淡雪 までは、何らかの形でアルバムを聴いてきました。その中でもこの曲は印象深い曲の一つです。1994年のミニアルバム 水色 の最後に収録された「Island of Hope and Tears」。 遊佐未森 …

Supertramp 「Take The Long Way Home」

1979年に世界的大ヒットを記録したSupertrampのアルバム Breakfast in America に収録された曲で、シングルカットもされてヒットしました。私が初めて買った輸入盤のLPレコードが実はこれなんです。 Supertramp / Breakfast in America Supertrampの全盛期と…

藤本恭子 「夢のほとりで」

シンガーソングライター 藤本恭子さん(現在は結婚されて山田姓となっています)の1993年のアルバム 時の岸辺 に収録された曲。 アルバム全曲の作詞・作曲は藤本恭子さん本人によるもの。どの曲もゆったりしたテンポで、クラシカルなメロディに乗せて、美し…

Erie 「シャ・リオン」

この曲は、TV番組「ワーズワースの庭で/ワーズワースの冒険」のテーマ曲として、1993年にシングルで発表されました。作曲は大島ミチルさん。歌っているのは河井英里さん(アーティスト表記は「エリ」)。2001年にリリースされたErie名義でのミニアルバム Pr…

キルシェ 「Schwartz Nacht」

このブログを始めて1年経過したみたいです。というわけでアイコンを変更してみました。引き続き個人的にお気に入りの曲について書いていこうかなと思っています。 「Schwartz Nacht」は、ヴォーカルの みとせのりこさん とギター&プログラミングの井上俊彦…