Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

2022-01-01から1年間の記事一覧

Procol Harum 「Whaling Stories」

Procol Harum 1970年発表のアルバム Home。私がこのアルバムを買ったのは1981年のことです。 Procol Harum / Home このアルバムを買うきっかけとなったのが、この曲「Whaling Stories」。確かNHK-FMのクロスオーバーイレブンで放送されたのを聴いたのが最初…

Mike Oldfield アルバム紹介 その14.5(番外編):アルバム未収録曲から(Virgin Records時代)

今回は番外編。Virgin Records在籍時のアルバム未収録曲から、いくつかセレクトしてみます。 アルバム未収録とは言っても、コンピレーション盤やリイシュー盤のボーナストラックとして収録された曲も多いのですが、そういうのも含みます。 1. Moonlight Shad…

DTMの記憶を辿る-その3

前回からの続きです。 moonshineplus.hatenablog.com まずは、機材の話から。 正確には記憶できていませんが、PC購入と前後して、DTM用の音源モジュールを2台購入しました。 ひとつはYAMAHAの音源モジュール MU80。 General MIDI規格(GM規格)を拡張したRol…

Lena Park 「이별하러 가는 길」

もう一つ英語以外の曲を。 アメリカ出身の韓国人歌手 Lena Park の2002年のアルバム Op.4 に収録された「이별하러 가는 길」という曲(「別れるための方法」という意味のようです)。一時期、日本進出も試みていたようです。 Lena Park / Op. 4 正直、この人…

徐若瑄 「希臘咒語」

「徐若瑄」ではなく「ビビアン・スー」といったほうが日本では馴染み深いですね。 1990年代に日本では主にタレントとして活動してましたが、本国台湾では女優、シンガーとしてマルチに活躍していました。この曲が収録されたアルバム 不敗の恋人 では、日本で…

日本語が入っている洋楽いろいろ

英語以外の曲紹介が続いた流れでこのネタを・・・。 同様の企画は他の方のブログでも数多く取り上げられているので今更なのですが、自分なりの特徴が出せればいいかなと思って書きました。最近の洋楽は知らないので古いものばっかりでスミマセン・・・。 「…

Veronique Sanson 「Amoureuse」

その昔、大阪のよみうりテレビで深夜に「CINEMAだいすき」という映画を放送する枠がありました。不定期で毎回シリーズが組まれて、数本の映画を毎週一作ずつ放送するというものだったと思います。その中で(たぶん1980年代後半だと思うのですが)フランス映…

I Pooh 「Parsifal」

そういえばイタリアのポップミュージックって、私はこの I Pooh しか聴いたことないんですね。おまけにこのバンドにしても初期の作品しか聴いたことがないので、語るべきネタがあまり無いのですが、今回取り上げる1973年のアルバム Parsifal のタイトル曲「P…

キーボードソロがある曲(その11):Emerson Lake & Palmer 「Farewell to Arms」

Emerson Lake & Palmer(ELP)が1992年に再結成して発表したアルバム Black Moon に収録の曲。Keith Emersonのキーボード演奏にはもっと有名なものもありますが、個人的にリアルタイムで初めて聴いたELPの作品ということで(1986年にEmerson Lake & Powell …

Solstice 「Brave New World」

イギリスのロックバンド Solstice が1984年に発表した1stアルバム Silent Dance に収録の曲。 私が持っているCDは1991年にリイシューされたものなので、買ったのもそれより後で全然リアルタイムではないのですが(というかこんなイギリスのインディーズバン…

Mike Oldfield アルバム紹介 その14:Heaven's Open

1970年代の制作手法に立ち返って制作された渾身の大作 Amarok を発表した後、Virgin Recordsとの契約であと一作アルバムを制作する必要があった Mike Oldfield は、前作からわずか8か月でこのアルバムをリリースしました。 Michael Oldfield / Heaven's Open…

インスタント シトロン 「Still Be Shine」

前回の記事でちょこっと紹介した「町かどタンジェント」を聴いていたら、この曲を思い出しました。なんとなく雰囲気が似てるかな~。 www.youtube.com 2013年に放送されたTVアニメ「たまこまーけっと」のオープニング曲「ドラマチックマーケットライド」で作…

辻林美穂 「Pignon」

最近というか、ここ10年くらいはCDショップでCDを買うことがめっきり減って、主にネット情報やサブスク、アニメなどから情報を得ることが多いのですが、珍しくCDショップ(今は無き大阪マルビルのタワレコ)の試聴コーナーで知ることになったアーティストが…

クラムボン 「ソナタ」

2016年に放映されたTVアニメ「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」は、新海誠さんが1999年に自主制作した5分ほどの短編アニメ「彼女と彼女の猫 -Their Standing Points-」をベースに制作された作品です。この作品、新海さんはアニメーション制作には関与し…

Kitri 「透明な」

久しぶりに最近の曲を。 ピアノ連弾ヴォーカルデュオ Kitri の新曲「透明な」。新津ちせさん主演の映画「凪の島」のテーマソングとのこと。 Kitri / 透明な www.youtube.com Kitriの曲は、初期の2枚のEP Primo と Secondo をサブスクで聴いたことがあって、…

Alan Parsons 「Jigue」

Alan Parsonsの曲としては珍しいアイリッシュトラッド風メロディの曲。「Jigue」というタイトルからしてそれっぽいですが、アイリッシュダンスのジグではないような・・・。 Alan Parsons Projectを解消して、Parsonsのソロ名義として1993年にリリースされた…

Kate Bush 「Jig of Life」

1985年にリリースされたKate Bushのアルバム Hounds of Love は、「Running Up That Hill」や「The Big Sky」などのヒット曲を含む、彼女の作品の中でも最も売れたアルバムなのですが、このアルバムは2つのパートに分かれていて、ビートを強調したポップな "…

The Corrs 「Erin Shore」

「Erin Shore」は「Erin's Shore」「Lough Erin Shore」といった名前でも知られる有名なアイリッシュトラッド曲。「Erin」は昔のアイルランドの呼び名だそう。また「Lough」とは、北欧のフィヨルドと同様に、氷河によって形成された内陸まで入り込んだ入江と…

Camel 「Ice」

1979年のCamelのアルバム I Can See Your House From Here 収録のインストナンバー。Andrew Latimerならではの叙情的で感情のこもったギターが堪能できる曲です。 Camel / I Can See Your House From Here 1979年なのでアルバムリリースはもちろんアナログ盤…

Mike Oldfield アルバム紹介 その13:Amarok

Mike Oldfield 1990年のアルバム Amarok、この作品を彼の最高傑作と呼ぶ人もいます。もちろん作品として客観的にみたときにはそう言えるかも知れませんし、個人的にも大好きな作品なのですが、本作と次のアルバム Heaven's Open は、一連のMike Oldfieldの作…

Rasmus Faber 「Rise」

これもアニメの劇伴もの。2018年に放送されたTVアニメ「はるかなレシーブ」のサウンドトラックの1曲目に収録の「Rise」。本作のサウンドトラックを担当したRasmus Faberによる、この人ならではのピアノフレーズとトロピカルなリズムが冴える爽やかな曲です。…

牛尾憲輔 「Boogiepop And Others」

アニメの劇伴からもう1つお気に入りの曲を。 2019年のTVアニメ「ブギーポップは笑わない」は、私は原作は読んだことはないのですが、作品名だけはなぜか知っていたという、上遠野浩平さん原作の小説をアニメ化したものです。 原作を読んでいないので大きなこ…

澤野弘之 「Before my body is dry」

前回紹介したさよならポニーテールは、2013年のTVアニメ「キルラキル」の第2クールのエンディングテーマとして「新世界交響曲」という曲を提供していますが、この「キルラキル」は、澤野弘之さんによる劇伴がとても印象的でした。 澤野弘之さんといえば、数…

さよならポニーテール 「思い出がカナしくなる前に」

今は無き大阪梅田マルビルのタワレコの試聴コーナーでこのCDを初めて聴いて即買いしたのが2011年の5月頃なので、もう11年も経っているのですが、今でも時々聴いているマイフェバリットアルバムが、さよならポニーテール(略称「さよポニ」)の モミュの木の…

キーボードソロがある曲(その10):Genesis 「Follow You Follow Me」

1978年のGenesisのアルバム ... And Then There Were Three ... からシングルヒットにもなった曲です。 www.youtube.com 前作 Wind & Wuthering を最後にギタリストのSteve Hackettが抜け、Tony Banks、Phil Collins、Mike Rutherfordの3人体制となったGenes…

Pat Metheny Group 「Follow Me」

Pat Metheny Groupのアルバム Imaginary Day のCDを聴こうとして、CDラックの中を探してみたけど見つからなくて、数年前に不要なCDを整理したときに一緒に処分したのかなと半分諦めていたんですけど、よく見たらありました・・・コレ。 Pat Metheny Group / …

a-ha 「Stay On These Roads」

先日YouTubeをチェックしていたら、a-haの新曲に出会いました。10月にリリース予定のアルバム True North に収録される曲「I’m In」。 www.youtube.com 私は1980年代のa-haしか知らないので、本当に久しぶりにa-haのMorten Harketのヴォーカルを聴いたのです…

Yes 「Wonderous Stories」

YesのアルバムジャケットといえばRoger Deanのイラスト、と言っていいくらいYesとRoger Deanの親和性は強いのですが、一時期、1977年のアルバム Going For The One と1978年の Tormato のアルバムジャケットは Hipgnosis によるデザインを採用していました。…

Mike Oldfield アルバム紹介 その12:Earth Moving

前作アルバム Islands がアメリカでも販売されて、それなりの結果を得たVirgin Recordsとしては、ヴォーカル中心のアルバム制作をMike Oldfieldに要請したと思われます。Oldfield自身はたぶん乗り気ではなかったんだと思いますが、Virgin側がおだてたのか脅…

Everon 「Under Skies ... / ... Of Blue」

ドイツのシンフォニックロックバンドEveronが1995年にリリースした2ndアルバム Flood の冒頭に収録された2曲。2曲ではあるものの、メインのメロディは同じで曲間無しで繋がっているので、2トラックまとめて1曲と考えてよさそう。 Everon / Flood YouTubeにこ…