主に1970年代の中頃に活躍したイギリスのシンガー、Leo Sayerが1980年に放ったヒット曲「More Than I Can Say(邦題:星影のバラード)」。アメリカのビルボードHot 100では最高位2位を獲得しました。
正直私はLeo Sayerの歌でしか知らなかったのですが、この曲はカバー曲で、オリジナルはバディー・ホリーが結成したバンド、クリケッツの1960年のマイナーヒットということです(ホリーは1959年に事故死しています)。でも一般にはLeo Sayerのカバーバージョンが有名なんじゃないかと思います(若い人は知らないでしょうけど・・・)。日本では1981年に欧陽菲菲さんが日本語詞でカバーしていますが、アレンジはSayerバージョンをベースにしているようです。
歌い出しの「Wow-wow, Yeah-yeah」はオリジナルと変わりませんが、メロウなギターとレスリー効果を効かせたオルガンが印象的な演奏に、伸びのあるSayerの程よくソウルフルでヴォーカルがいい感じでマッチして素敵な曲です。
(なぜ邦題が「星影のバラード」なのかはナゾです)
これはヴィデオクリップ
収録されているアルバムはこれですが、彼の作品では1976年作の Endless Flight のほうがよく知られているようです。
Leo Sayer / Living In A Fantasy
ちなみにこの曲を聴くといつも思い出すのが、ポリスの1983年の大ヒット曲「見つめていたい」。キーとスピードは違いますがコード進行がよく似ています。作者のスティングの頭の片隅にこのオールディーズ曲があったかどうかは不明ですが・・・。