Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

2023-01-01から1年間の記事一覧

3拍子が濃いアルバムいろいろ

20年ほど前にお遊びで作っていたホームページで、所有しているCDの中から3拍子系(3拍子、6拍子)の曲が多く収録されているアルバムを探して紹介していたことがありました。今回はその流用なので古いアルバムが多いですが、ちょっとだけアップデートしていま…

鬼束ちひろ 「good bye my love」

私が音楽のサブスクを利用し始めたのは2017年ごろ。サブスクの影響力というのはやっぱり大きくて、CDを買いたかったけど控えていたアルバムや今まで知らなかったバンド、シンガーの作品を聴けることは勿論のこと、昔聴いていたアーティストの最近の作品を聴…

大貫妙子 「YAMAZAKURA」

2021年に公開されたアニメ映画「サイダーのように言葉が湧き上がる」。映画公開時のPVで大貫妙子さんの歌が使われているの見て、いつか映画本編を観たいと思っていたところ、先日偶然NHK Eテレで放送されるのを知って今更ながらですが視聴しました。(Netfli…

キーボードソロがある曲(その22):Procol Harum 「Quite Rightly So」

「青い影(A Whiter Shade Of Pale)」で有名なProcol Harum。一般的には「青い影」は知っててもバンド名は知らない、みたいな感じだと思いますが、ソウルフルなヴォーカルとクラシカルなサウンドが特徴で、根強いファンがいたバンドでもありました(私もそ…

MY LITTLE LOVER 「DESTINY」

たまにはこんなメジャーな曲を。 個人的な話ですが、1990年代は1980年代の洋楽ヒットチャートへの熱が冷めて、いろいろなアーティストの音楽をトライして聴いていた時期でした。そのため90年代にリアルタイムで買ったアルバムが3枚以上ある日本のアーティス…

田村ゆかり 「REBIRTH ~女神転生~」

1998年に放送されたTVアニメ「デビルマンレディー」のエンディングテーマ。このアニメの原作マンガは永井豪さんによるもので、名作「デビルマン」のパラレルワールド的な作品だったようですが(「レディー」の原作は読んでないです)、アニメ版は原作とは異…

柿原朱美 「あなたを感じたい」

シンガーソングライター柿原朱美さんが1993年に発表したアルバム Refile は、過去作品からのセレクト4曲と今井美樹さんへ提供した4曲のセルフカバー、そして新曲1曲から構成された作品でした。 柿原朱美さんは1990年代前半、今井美樹さんに多くの楽曲を提供…

dido 「風の民」

もう少し1990年代の好きな曲を続けてみます。 おおたか静流さんと加藤みちあきさんによるユニット dido(ディド)の1995年のアルバム KSANA(クシャナ)。ジャンルでいうとニューエイジミュージックに当てはまるんだと思いますが、浮遊感の漂うサウンドをベ…

高橋由美子 「Good Love」

以前にも書いたことがありますが、1990年代に当時のJ-POPをFMラジオからMDに録音していて、今は自分のPCにその音源ファイルが残っています。ここに残っている曲は、無作為に録音したものではなくて、当時自分が気になっていた曲ばかりなのですが、歌手名や曲…

EPO 「きっと ~光のありか~」

EPOさんのアルバムで私が最初に聴いたのは、1994年にリリースされたベストアルバムカウイ~唄の谷~ です。このベストアルバムは、過去3作(WICA、WORKS、VOICE OF OOPARTS)からセレクトされた曲で構成されていて、1980年代前半にキャッチーなポップスでヒ…

SUS4 「Good Fine Everyday」

1997年当時、土曜の夜にやってたJ-POPのランキング番組「COUNTDOWN TV」の後に放送されていた(関西地区)のがこのアニメ「フォーチュン・クエストL」。「COUNTDOWN TV」はだいたい毎週リアルタイムで観ていたので、その流れで次の番組も観ていたんだと思い…

LINDBERG 「Magical Dreamer」

1992年に放送されたTVアニメ「ヤダモン」のオープニングテーマが、LINDBERGの「Magical Dreamer」。Wikipediaによれば、月~金の夕方に10分枠で放送されていたそうで、自分はどうやってこの時間帯に観ていたのかフシギなのですが、とぎれとぎれながらも視聴…

Supertrampアルバム紹介 その2:Indelibly Stamped

Indelibly Stamped は、Supertrampのセカンドアルバムで、1971年に発表されましたが、このアルバム制作前にファーストアルバムのバンドメンバーはRick DaviesとRoger Hodgsonを残して一新されています。Hodgsonはベースからギターに転向し、ベースとドラムと…

GTR 「When The Heart Rules The Mind」

Asiaを脱退したギタリストのSteve Howeが同じくギタリストで元GenesisのSteve Hackettと共に結成したバンドがGTR。有名バンドのギタリスト二人がメインのバンドということで当時は結構話題でした。残りのメンバーは、ヴォーカルにMax Bacon、ベースにPhil Sp…

Asia 「Go」

Asiaの1985年発表のサードアルバム Astra 収録曲「Go」。個人的にはAsiaの曲の中でもベストスリーには入る好きな曲です。 Asia / Astra このアルバムの制作中に、バンドのオリジナルメンバーであるギターのSteve HoweがのJohn Wettonとの不仲のため脱退して…

キーボードソロがある曲(その21):Rush 「Subdivisions」

Rushの1982年のアルバム Signals 。Rushはその活動期間中に何度か自身のサウンドを大きく変化させてきたのですが、このアルバムもその転換点の一つにあたります。前作 Moving Pictures までのRushサウンドは、Geddy Leeのベース、Alex Lifesonのギター、Neil…

It Bites 「Kiss Like Judas」

1980年代、プログレッシヴロックのジャンルでメジャーレーベルからデビューして活躍した数少ないバンドのひとつがこの It Bites。とはいえ、世間の風当たり(というか所属していたヴァージンレコードからのプレッシャー?)で、徐々にプログレ色を薄めざるを…

Marillion 「Heart of Lothian」

Marillionの最大のヒット作となった1985年のサードアルバム Misplaced Childhood (邦題:過ち色の記憶)は、アルバムトータル演奏時間約41分に含まれる全10トラック(細かいパート単位で数えると17パート)がシームレスで繫がったトータルアルバムです。で…

Chicago 「Will You Still Love Me ?」

1980年代に入ってからのChicagoは、David Fosterをプロデューサーに迎えて大ヒットした「Hard To Say I’m Sorry(邦題:素直になれなくて)」をはじめとして、アダルトコンテンポラリーなバラードをシングルとして送り出すようになるのですが、それに伴って…

Little River Band 「The Night Owls」

オーストラリア出身のロックバンド Little River Band が1981年にリリースしたアルバム Time Exposure 収録された曲がこの「The Night Owls」。シングルカットされ全米でもヒットしました。(タイトルを直訳すると「夜のフクロウ」なのですが、辞書を引いて…

Slade 「My Oh My」

曲の紹介をしていていうのも何ですが、Sladeのことは正直殆ど知らないです。1983年にクワイエット・ライオットが全米でヒットさせた「Cum On Feel The Noize」がSladeの曲のカバーだったということを知った程度で、1970年代にイギリスで人気のあったグラムロ…

Paul Simon 「Rene and Georgette Magritte With Their Dog After the War」

この曲の邦題は「犬を連れたルネとジョルジェット」ですが、もう少し正確に書くと「戦後、ルネとジョルジェットのマグリット夫妻は犬とともに」というタイトルになります。この曲のモチーフとなったのはシュールリアリズム画家として有名なルネ・マグリット…

Sandra 「(I'll Never Be) Maria Magdalena」

ドイツ(当時は西ドイツ)のアイドルディスコグループとして、1980年前後の時期に日本でも人気があった「アラベスク」のセンターとして活躍していた Sandra Leuer が、アラベスク解散後ソロとして最初に放った1985年の大ヒットシングル曲がこの「(I'll Never…

Supertrampアルバム紹介 その1:Supertramp

以前このブログでSupertramp(スーパートランプ)の曲を紹介したことがありました。 moonshineplus.hatenablog.com 上の記事でも書いた通り、私が初めて買ったSupertrampのアルバムは Breakfast In America で、当時日本でもヒットしていたことがきっかけな…

最近の曲からいろいろ

■月の満ちかけ 「せつな」 熊谷あすみさんと今井カズヤさんの2人によるポップユニットの新曲。シティ感覚満載のサウンド(シンセソロもあり)に熊谷さんのさわやかなヴォーカルが素敵です。フェードアウトするところが逆に新鮮。 www.youtube.com ■ずっと真…

キーボードソロがある曲(その20):Bob Seger & The Silver Bullet Band 「Against The Wind」

Bob Seger & The Silver Bullet Band の1980年のアルバム Against The Wind は、私が買った洋楽のアルバム(LP)の中ではごく初期に買ったものです。実はBob Segerのアルバムは本作しか持っていないのですが、コレは何度も聴いて印象深い作品です。 この時期…

CECIL 「夏時計」

CECILも2000年代前半に好きだったアーティストです。一番最初に聴いたのは2ndミニアルバムだった Rikka で、そのネオアコや渋谷系の影響をうけたサウンドにカラフルなアレンジ、そしてヴォーカルのゆきちさんのキュートなウィスパーヴォイスが魅力的なユニッ…

advantage Lucy 「we go」

advantage Lucyは、2000年頃のギターポップバンドとして結構名前を見ることが多かったと記憶しています。メジャーレーベルでもアルバムを2作発表していたのですが、私が彼らの曲を初めて聴いたのは、メジャーとの契約が終了し、自己のレーベルで活動を開始し…

ORANGE CUBE 「Letter's Again」

昔は新しいアーティスト、音楽を探してCDショップによく通いました。特にそのお店がプッシュするインディーズアーティストを紹介するコーナーがあって、そこでCDを試聴して、好みの音楽を見つけていました。ちょうど2000年前後の話です。今ではCDショップも…

西村由紀江 「誕生」

「誕生」は、西村由紀江さんの2000年のピアノソロアルバム 風が生まれる瞬間 に収録された曲。西村由紀江さんのアルバムはこれ以前(10年以上前)に1枚聴いたことがあったのですが、なぜこのアルバムを買ったのかというと、CDショップ(たぶんTower Records…