Moonshine+

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キーボードソロがある曲(その20):Bob Seger & The Silver Bullet Band 「Against The Wind」

Bob Seger & The Silver Bullet Band の1980年のアルバム Against The Wind は、私が買った洋楽のアルバム(LP)の中ではごく初期に買ったものです。実はBob Segerのアルバムは本作しか持っていないのですが、コレは何度も聴いて印象深い作品です。

この時期Segerはイーグルスのメンバーとその周辺との交流があったようで、このアルバムでも「Fire Lake」ではイーグルスのDon Henley、Glenn Frey、Timothy B. Schmitの3人がバッキングヴォーカルで参加していたり、イーグルスのアルバムのプロデューサーとして知られるBill Szymczykがアルバム中の数曲でプロデュースを行っていたりと、1970年代のUS西海岸サウンドの色合いが濃いアルバムになっています。

その要素もあってか、このアルバムは全米1位を獲得し、Bob Segerのキャリアの中で最も成功したものとなっているようです。

Bob Seger & The Silver Bullet Band / Against The Wind

ジャケットがまた美しいイラスト。邦題は「奔馬の如く」でした。

 

タイトル曲「Against The Wind」は、Bill Szymczykがプロデュースを担当し、Glenn Freyがバックコーラスで参加しているミドルテンポの雄大な曲。メロディや歌詞がちょっと演歌っぽかったりしますが、1970年代のアメリカンロックらしい開放感のあるサウンドになっています。

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この曲で、ピアノとオルガンを担当しているのは Silver Bullet Band のメンバーではなく、セッションミュージシャンであるPaul Harris。彼はスティーヴン・スティルスやジュディ・コリンズ、ジョン・メレンキャンプといった有名アーティストの作品に参加しているマルチミュージシャンで、彼のピアノとオルガンはこの曲のイメージを形作る重要なパートとなっています。ピアノソロは2分40秒あたりから始まりますが、特にテクニックを披露するのではなく、曲の雰囲気をサポートする形の味わいのある渋いソロになっていると思います。