Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

CECIL 「夏時計」

CECILも2000年代前半に好きだったアーティストです。一番最初に聴いたのは2ndミニアルバムだった Rikka で、そのネオアコ渋谷系の影響をうけたサウンドにカラフルなアレンジ、そしてヴォーカルのゆきちさんのキュートなウィスパーヴォイスが魅力的なユニットでした。メンバーとしてクレジットされていたのは、ゆきちさん以外では作詞のbatayam(ばたやん)さん、イラストのカンバラクニエさん、作曲と演奏担当の大平太一さんと佐藤五魚さん。作詞担当とイラスト担当がメンバーとしてクレジットされているのがユニークでした。(カンバラクニエさんはCECIL以外ではthe indigoOrange Pekoeのジャケットイラストでも知られていますね。)

 

この曲「夏時計」は、2000年リリースの1stミニアルバムだった 夏時計 のタイトルトラック。わずか2分の曲ですが、CECILサウンドの魅力を十分に感じることができるポップチューンです。最初に耳に入ってくるのはやっぱりゆきちさんのヴォーカルで、少しあどけない感じの声質が素敵なのですが、プロデューサーでもある大平太一さんによるサウンドイメージがゆきちさんのヴォーカルに見事にフィットしているところがCECILの個性になっているのだと思います。

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Wikipediaによれば、このミニアルバム 夏時計 は、2000枚限定生産だったため完売となってしまい、2002年に 夏時計 -2002 ENCORE EDITION- として再リリースされました。私が所有しているのはこちらのほうです。

 

CECIL / 夏時計

CECIL / 夏時計 -2002 ENCORE EDITION-

 

CECILは2003年にフルアルバム CINEMA SCOPE を発表し、翌年ミニアルバムもリリースして人気もかなり高かったように思っていたのですが、なぜかその後活動中止してしまったようです。

 

 

もう1曲CECILの曲をご紹介。大平太一さんが、2008年に突然YouTubeCECILの曲を投稿されています。夏時計 -2002 ENCORE EDITION- に追加収録された「涙98」。おそらくこれは同年急逝されたメンバーのbatayamさんを悼んでのものだと思います。動画にはCECILとして活動していた時代のスナップが挿入されているのですが、batayamさんは写真も撮っていたので、これらの写真はbatayamさんが撮影したものかもしれません。。

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