ドラム&ヴォーカルのAndy SturmerとキーボードのRoger Manningによるアメリカのパワーポップユニット Jerryfish の1993年の2ndアルバム Split Milk 収録の曲。JerryfishはそのサウンドがBeatlesやQueen、ELO、10ccといったイギリスのバンドの影響を受けていたためか、本国アメリカよりもイギリスで人気があったようです。
残念ながら、彼らはこのアルバムを最後にJerryfishとしての活動を止めてしまうのですが、このアルバムは捨て曲無しの密度の濃い作品だと思います。
この曲「Joining A Fun Club」はシングルにはなっていませんが、シングルとしても十分通用するようなポップな曲で、私はアルバム中でこの曲が一番お気に入りでした。(後にPUFFYが、Sturmerによるプロデュースのアルバムでカバーしています。)
冒頭からQueen風のピアノ連打による歌い出しで、中盤には後期Beatles風のアレンジとコーラスが飛び出したりして、まさにメンバーのオタク度全開って感じですね。
Jerryfish / Spilt Milk
ちなみに、YouTubeで偶然見つけたのですが、Band Geeksと名乗るバンドがこの曲をカバーしているのですが、この演奏もオリジナルに忠実でなかなかいいです。
さらに脱線しますが、このBand Geeksが気になって調べてみると、Yesの Close To The Edge を丸ごとカバーした動画をアップしているみたいです。おまけに今年、Jon Andersonと一緒にライブツアーしてるらしくて何者?って感じですが、確かに演奏テクニックはスゴイです。(「Geek」でオタクって意味だそうで・・・)