1998年に放送されたTVアニメ「デビルマンレディー」のエンディングテーマ。このアニメの原作マンガは永井豪さんによるもので、名作「デビルマン」のパラレルワールド的な作品だったようですが(「レディー」の原作は読んでないです)、アニメ版は原作とは異なる設定でストーリーが展開されました。どちらかというと漫画版「デビルマン」の流れを踏襲していたようなイメージを持ってます。
深夜アニメということで残虐なシーンが多く、主人公 不動ジュンの心理的な動揺や悲しみがクローズアップされたストーリーは観ていて辛かったりもしますが、なぜか最後まで見届けないとと思わせるような作品でした。個人的には終盤に登場する真紀猛が昔のTVアニメ版「デビルマン」の主人公 不動明のオマージュとなっていて、彼を中心とした本筋とはあまり関係のないストーリーが結構楽しめました。
ただ、このアニメの残念なところは作画がイマイチだったところで、難易度が高い作画だったという面はあるにせよ今のアニメに慣れている目ではかなりアラが目立ちます。作品自体は魅力的なので現在の技術でリメイクして欲しいアニメですね。
この曲「REBIRTH ~女神転生~」を歌っているのは声優・シンガーとしてデビューして間もない頃の田村ゆかりさん。その後「声優アイドル」的なスタンスで活躍しているイメージとは少し違うシリアスでアダルトな楽曲なのですが、そのチャーミングな声質が逆にこの曲には合っていると思います。このアニメ自体がほぼ全編暗い印象の作品だったので、エンディングにこの曲を聴けることで少し心が和らぐというか癒される感じがありました。
こちらはYouTubeにアップされていたエンディング映像。このエンディングアニメーションもお気に入りです。