たまにはこんなメジャーな曲を。
個人的な話ですが、1990年代は1980年代の洋楽ヒットチャートへの熱が冷めて、いろいろなアーティストの音楽をトライして聴いていた時期でした。そのため90年代にリアルタイムで買ったアルバムが3枚以上ある日本のアーティストってそんなに多くないのですが、MY LITTLE LOVERはその中の一つです。
彼らの初期の3作はどれも好きなアルバムなのですが、その中から一番好きな1曲を挙げるとすればこの「DESTINY」かなと思っています。彼らの1998年リリースのサードアルバム NEW ADVENTURE に収録されています。
マイラバといえば、AKKOの魅力的な声質のヴォーカルがメインなのですが、作・編曲とプロデュースを手掛ける 小林武史 さんの書く王道なメロディとバンドサウンド的なニュアンスを持ったサウンドメイキングが素晴らしいと思っています。この曲でもエレクトリックギターを右チャンネルに定位させて、ストリングスを左チャンネルに配置することで拡がり感を意図的に抑制して、センターのAKKOのヴォーカルを際立たせているところが個人的に好きなところです。
こちらはヴィデオクリップ。
MY LITTLE LOVER / NEW ADVENTURE
ちなみにアルバム収録のバージョンは、曲の頭が1トラック前の曲「雨の音」のエンディングとオーバーラップしているので、シングルバージョンを聴いた方がストレスなく楽しめます。（「雨の音」もピンク・フロイド風のサウンドを取り入れていてなかなか面白い曲です。）
