Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

Eagles 「Please Come Home For Christmas」

今年、クリスマスにちなんだ曲について書こうと思って一番最初に頭に浮かんだのは、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」や山下達郎の「クリスマス・イブ」やワム!の「ラスト・クリスマス」でもなく、ましてやELPの「夢見るクリスマス」でもなくて、この曲、Eaglesの「Please Come Home For Christmas(邦題:二人だけのクリスマス)」でした。

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この曲はカバー曲で、原曲はチャールズ・ブラウンというブルースシンガーが1960年にシングルとしてリリースしたものです。当時はさほど大きなヒットにはならなかったのですが、1960年代にはクリスマスシーズンになるとチャートを賑わしたアメリカではポピュラーな曲みたいです。

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Eaglesのバージョンは1978年末リリースなので、おそらくアルバム The Long Run の製作期間中にレコーディングが行われたようです。The Long Run の制作には18か月も要したということですが、時期的にはちょうどその中間あたりで録音されたものらしく、メンバーに取っても息抜き的な意味合いがあったのではないかと思います。

この曲は、邦題では「二人だけのクリスマス」となっていますが、離れて会えない愛する人に向けて「クリスマスには帰ってきて」と告げるちょっと切ない歌で、バンドは冒頭の部分の歌詞でオリジナルの
bells will be ringing the glad, glad news

bells will be ringing the sad, sad news
と改変しています。これは新作の制作に苦しむメンバー達の気分が反映されているのかもしれません。

 

とはいえ、米国盤のシングルジャケットでは、プールでくつろぐバンドメンバー達が写っていますが・・・。

Eagles / Please Come Home For Christmas

 

ちなみにこの曲は1994年にBon Joviが、2013年にはKelly Clarksonがカバーしていて、他にも多くのカバー曲が存在します。

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