Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

Alan Parsons 「The Three Of Me」

ちょっと前の記事から順に年代を現在に戻しながら曲紹介をしています。どうでもいいことですが、こうしたほうが書きやすいというところもあるのでしばらく続けてみます。

もちろん途中に関係ないものを入れたりするとは思いますが・・・

 

前回は1992年の曲だったので、今回は1993年の曲。Alan Parsons の1993年発表アルバム Try Anything Once の1曲目に収録された 「The Three Of Me」です。

作曲は元アンブロージアのDavid Packとアラン・パーソンズ・プロジェクト時代からオーケストラアレンジを担当していたAndrew Powellの連名となっています。Parsonsは過去にアンブロージアのアルバムのプロデュースを手掛けたこともあり、その人脈での起用だと思いますが、アラン・パーソンズ・プロジェクトでのEric Woolfsonとのコンビを解消してParsonsのソロ名義としてのデビュー作となったこのアルバムの冒頭を飾るのにふさわしいインパクトの強い曲に仕上がっています。

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オーケストラを交えた派手な演出が印象的な約2分間のイントロに続き、Packによるヴォーカルパートが始まります。おそらくここはPackの作曲だと思うのですが、後期アンブロージアで顕著だったアダルトオリエンテッドな要素は無く、パワフルなロックチューンが展開されます。ヴァースの部分が変拍子になっているところも個人的には気に入っているところで、トリッキーではあるけれど、このシンフォニックな曲には似合っていると思います。

 

Alan Parsons / The Three Of Me

 

David Packはもう1曲、エンディングの「Oh Life (There Must Be More)」で参加していて、こちらもドラマチックで魅力的な曲です。アルバムの邦題がなぜか「人生ゲーム」となっていたのですが、この曲のタイトルを参考にしたのかも…。

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