1992年リリースのPat Methenyのソロアルバム Secret Story 。Methenyが一人でギター、ベース、キーボードを演奏し、ロンドン交響楽団やカンボジアのミュージシャン、そして矢野顕子さんが参加したりと話題が豊富な作品でした。
Pat Metheny / Secret Story
CDの録音可能時間ぎりぎりまで使ったこのアルバムは、ジャズ以外の様々な要素を詰め込んだ意欲的な作品で、ジャズがあまり得意でない私みたいなヒトがアルバムを通しで聴くと結構おなかいっぱいになってしまうのですが、そんな中で一番親しみやすいのがたぶんこの曲「Facing West」だと思います。
Pat Metheny Groupの曲として有名な「Last Train Home」に通じる爽やかなシンセのメロディとシタールの音色が印象的。ピアノにはLyle Maysが参加していてPat Metheny Group風の味付けになっているのかも。後半はMethenyのギターソロが延々と続きますが、いい塩梅の長さでフェードアウト。当時TVのBGMとかでもよく使用されたように記憶しています。