Moonshine+

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Ton Scherpenzeel 「Heart Of The Universe」

Ton Scherpenzeel (トン・スケルペンツェル)はオランダ出身のキーボード奏者・ソングライターで、自国オランダではロックバンド Kayakの主要メンバーとして活動してきました(Kayakは2022年にフェアウェル・コンサートを実施し、実質バンド活動は終了しているようです)。一方でScherpenzeelは、Kayakが活動休止中だった1980年代中期から1990年代の期間にはCamelのバンドメンバーとして活動していたことでも知られています。

 

この曲「Heart Of The Universe」が収録された Scherpenzeel のソロアルバム Heart Of The Universe は、1984年にリリースされており、ちょうど Camel のアルバム Stationary Traveller と同時期に制作された作品。Camelの同アルバムでゲストヴォーカルとして参加していたChris Rainbowを、同じく自己のソロアルバムでもヴォーカルとしてゲストに迎えています。

 

この曲は、アルバム1曲目に収録されたこともあり、導入部にキーボード群によるオーケストレーションを聴くことができます。さすがキーボード奏者のソロアルバムらしく、当時のアナログシンセを駆使したスペーシーな雰囲気を醸し出しているのですが、ヴォーカルパートに入ると一転ポップな曲調に変化します。個人的には、Chris Rainbow のヴォーカルが入るとどうしても アラン・パーソンズ・プロジェクト のイメージがかぶってしまうのですが、エレガントなメロディとキレのあるシンセソロを生かした曲はScherpenzeel ならではと感じます。

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Ton Scherpenzeel / Heart of The Universe