サウンドの透明感:Suzanne Vega 「Cracking」

1980年代の前半は、購入したレコードについて手書きのリストを作っていて、今でも何故か持ってます。

それを見ると、Suzanne Vegaの1985年リリースのデビューアルバムを買ったのは1986年の春頃で、ちょうどその頃、The Dream AcademyやAztec CameraClannadなどのアコースティック主体のサウンドに興味を持ち始めていたのが、このアルバムを買うきっかけになったように思います。それと名前の"Vega"という響きが良かったということもあったのかも知れません。

Suzanne Vega / Suzanne Vega

この曲「Cracking」は、デビューアルバム1曲目に収録された曲で、いわゆる「名刺代わり」という位置づけの曲ですが、ドラムレスのいたってシンプルでアコースティックな曲で、目立つ曲ではありません。でも私はこの曲、好きなんですね。

爪弾かれるアコースティックギターとクリーンなエレクトリックギターの音の隙間を埋めるようにシンセ音が控えめに配置されたサウンドの透明感が素敵で、Suzanneのつぶやくようなヴォーカルとともに、静寂とした情景を思い浮かべることができます。

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Suzanne Vegaは次作アルバム Solitude Standing とシングル「Luka」、「Tom's Diner」がヒットして一躍人気アーティストになりますが、個人的にはこの1stアルバムのほうが愛聴盤です。