Cocteau Twins(コクトー・ツインズ)の1988年のアルバム Blue Bell Knoll 収録の曲。
私がコクトー・ツインズを初めて聴いたのは傑作として評価の高いアルバム Treasures だったのですが、ヴォーカルのElizabeth Fraserの美声と流麗なメロディーはに反して重厚で荒々しいゴシック調のサウンドがちょっと聴いてて疲れる感じもありました。でもこのアルバムは全体的にやわらかさが増して聴きやすいサウンドになっていて今でもお気に入りです。
Cocteau Twinsのサウンドは基本的に、Robin Guthrieが作り出すエフェクト処理がかかりまくったギターサウンドと、Elizabeth Fraserの多重録音によるヴォーカルで構成されていて、この曲「Athol-Brose」でもうねるような音の壁が構築されているのですが、上昇する音階のメロディーと効果的な転調によって、軽やかな印象に仕上がっています。
Cocteau Twins / Blue Bell Knoll
ちなみに、この曲をYouTubeで検索していて初めて知ったのですが、日本車のCMのBGMにも使用されていたようです。