The Fixx は、イギリスのニューウェーヴ系のロックバンドで、1980年代前半に主にアメリカで人気がありました。ヒットチャートの上位に食い込むシングルヒットがそれなりにあったので、当時全米Top40を聴いていた自分としては記憶に残っている曲がいくつかあります。
私がFixxのアルバムを買ったのは4作目の Walkabout だけなのですが、そのアルバムに収録されている曲よりもこの曲 「Are We Ourselves ?」のほうが印象強いです。この曲は彼らの1984年作の3rdアルバム Phantoms に収録されています。(ちなみにこのアルバム、サブスクにはエントリーされていません。一度アルバムとして聴いてみたいのですが、ちょっと残念。)
The Fixx / Phantoms
フロントマンであるCy Curnin(サイ・カーニン)のヴォーカルと Jamie West-Oramによるシャープなギターサウンドがバンドの特徴で、そこにちょっとクセのあるシンセが絡むところはプロデューサーのRupert Hineの手腕のようにも思いますが、結構個性的なサウンドだったと思います。
この曲「Are We Ourselves ?」は何と2分半という短い曲ですが、ファンキーなベースフレーズとガラスのようなギターのアルペジオが印象的。後半のヴォーカルの節回しは The Police の Sting を意識してるのかも。
こちらはヴィデオクリップ。Cy Curninが当時はまだ珍しかった携帯電話をマイク代わりに歌っています。
ちなみにこの曲、邦題が「アーウィ・アーウィ」でした。決して愉快な歌詞では無いのでもうちょっと考えられんかったかなぁ。