Boz Scaggsの「You Can Have Me Anytime」は、1980年リリースのアルバム Middle Man 収録の曲。日本では車のCMのBGMに使用されて「トワイライト・ハイウェイ」という邦題でシングルでも発表されました。本国アメリカではシングルカットされることなく、彼のベスト盤にも入ることが無い曲ですが、日本ではヒットしたと記憶しています。彼の代表曲「We're All Alone」(これもアメリカではシングルA面にはなっていないんですね)を彷彿とさせるメロディアスで素敵なバラードです。
と今は書けますが、当時は若かったので、もっと尖った曲や難解な音楽が好きで、この曲のようなAOR(アダルト・オリエンテッド・ロック)を意図的に避けていたので、どちらかというと毛嫌いしていたようにも思います。そう考えると歳を重ねるのも悪くないですよね。好きな曲が増えるわけだから。
Boz Scaggs / Middle Man
この曲の聴きどころは、何といっても3分35秒あたりから始まるカッコイイギターソロ。この泣きのフレーズはCarlos Santanaの客演によるものです。
レコーディングでは、エレクトリックピアノにDavid Foster、ドラムにJeff PorcaroとLAの一流ミュージシャンがサポートしていますが、こちらのヴィデオクリップでの演奏シーンは別メンバーで撮られています。ちょっと時代を感じる映像ですね・・・。