Hootersのことは以前ちょっとだけ記事に書きました。
バンドの人気は「Karla with a K」が収録されたアルバム One Way Home がピークで、次作 ZigZag はフォークミュージック寄りのやや地味な作品になったこともあって、徐々に下降線を辿っていき、レコード会社との契約も切れてしまったのですが、1993年に新たにMCAレコードと契約して発表されたアルバム Out Of Body は心機一転、勢いのある曲が多く詰まった作品でした。それでも本国アメリカでは大きなヒットには恵まれずに残念な結果となったのですが、このアルバムは個人的には愛聴盤なのです。
本作から新たにメンバーとして加入したのが、女性ヴァイオリン奏者 Mindy Jostyn。彼女はその後カントリーの分野でソロアーティストとして活動することになるのですが、彼女の参加によって、サウンドに若々しさが戻ってきた印象があります(Wikipediaによるとアルバム参加時には30代後半だったようですが)。また、ゲストとして以前より親交があった Cyndi Lauper が参加したりといった話題もありました。
The Hooters / Out Of Body
このアルバムの冒頭に収録された曲が「Twenty-Five Hour A Day」。Hootersではお馴染みのマンドリンによるイントロからなだれ込む元気いっぱいのロックンロールナンバーです。新加入のMindy Jostynは、ヴァイオリンだけでなくパワフルなコーラスででも貢献しています。
間奏部では、Eric BazilianのリコーダーとRob HymanのアコーディオンとMindyのヴァイオリンによるアイリッシュ風のフレーズが楽しいです。
このアルバム、なぜかサブスクでは公開されておらず残念なのですが、YouTubeにはヴィデオクリップが投稿されているのでご紹介しておきます。
こちらは1993年のライブ音源のようです。