この曲を知ったのはラジオの音楽番組だったと思います。この曲がリリースされた1994年頃は、インターネットがまだ普及していない時代だったので、洋楽を聴く手段はラジオで聴くか、CD（レコード）を買って（借りて）聴くかしかなく、ラジオではマイナーなアーティストは紹介されることは少なかったことからして、Saint Etienneは当時人気があったんだと思います。私はこのグループのことは全く知らなかったのですが、ラジオでこの曲が流れてきたときにすごいインパクトがあったのを覚えています。
Saint Etienne は1990年にアルバム Foxbase Alpha でメジャーデビューしたエレクトロポップユニットで、サードアルバム Tiger Bay からの最初のシングルがこの曲「Pale Movie」。邦題が「哀しみ色のムーヴィー」というのもいい感じでした。
Saint Etienne / Tiger Bay
この曲「Pale Movie」はエレクトロポップをベースとしながらも、スパニッシュギターをフィーチャーしてヨーロッパの雰囲気が漂う映画音楽を聴いているような気分になります。歌メロとSarah Cracknellのヴォーカル、そして間奏部のストリングス（シンセ？）のラインも美しい素敵な曲です。
こちらはヴィデオクリップ。メンバーの3人がスペインの街を（なぜか）スクーターで巡っていくというちょっとチープな感じが面白いです。
