Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

福間未紗 「夏の星座」

1990年代の後半、福間未紗さんの音楽も良く聴いていました。結構ハマっていたかもしれません。最初に買ったCDがこのアルバム 君の友達 です。1997年リリースですが買ったのはたぶん1998年頃かな?

福間未紗 / 君の友達

 

ハマっていたといっても、ライブを観るために東京に行くなんて到底時間がなくてできなかったので、主にCDを聴くのとご本人のホームページを見るのが楽しみの一つでした。今はもうそのページは存在しませんが、最近「ウェイバックマシン」のアーカイブで見ることが(一部ですが)できるのが分かって、懐かしいなぁと思ったりして見ていました。

「自作! 福間未紗の生き物ホームページ」のトップ画面(Way Back Machineより)

当時はまだSNSが発達していなかったので、こういった本人が作成しているウェブサイトがSNSの代わりになっていたんですね。

 

福間未紗さんの音楽は、フォークやボサノバといったアコースティックな音楽が下地になっていて、そこに実弟福間創さんによるエレクトロニクスを融合させたのがデビューアルバムの モールス で、2ndアルバムの 君の友達 では今度はエレクトロニクスを用いないアコースティックなバンドサウンドとなっていました。3rdアルバム ダークネス&スノウ、4thアルバム フェスタマニフェスト を合わせて4枚のアルバムは「四部作」と自ら言っていて、異なるサウンドアプローチが試みられています。

 

アルバム 君の友達 は全体的にフォーキーなイメージで、聴きやすさという意味では本作が一番かもしれません。アントニオ・カルロス・ジョビンの「イパネマの娘」や英国フォークシンガーのヴァシュティ・バニヤンの「ダイアモンド・デイ」、その他アンデス民謡のメロディの一部を使ってそれに福間さんの歌詞をのせて歌われる曲も収録されています。

この曲「夏の星座」は作詞作曲は福間未紗さん、アレンジは福間さんとキーボード奏者の斎藤哲也さん。ボサノバ風の曲で、オルガンのバッキングが印象的。福間未紗さんの可愛らしい声質で語りかけるようなヴォーカルも魅力的です。

 

現在福間未沙さんの作品はサブスクで聴くことはできなくて、iTunesではこのアルバムのみ販売されているようです。

夏の星座

夏の星座

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

 

YouTubeで見つけた音源を参考までに。

www.youtube.com