Christopher Cross といえば一番有名な曲は映画のテーマ曲としてヒットした「Arthur's Theme (Best That You Can Do) 」（邦題は「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」だったっけ）だと思いますが、Christopher Crossの曲で私が一番好きなのは、彼の1stアルバムに収録された「Sailing」。この曲も1980年にヒットして全米シングルチャートの1位を獲得した美しいバラードです。
全体的にフェイザーが掛かったゆらめくような幻想的なサウンドとCrossの柔らかなヴォーカルが魅力的な曲。曲の背後で薄く重ねられたストリングス（シンセ？）もいい効果を出しています。このアレンジはプロデューサーのMichael Omartianによるものでしょうか。
この曲のビデオクリップではオーバーハイムのシンセがストリングスサウンドを担当しているようですね。（音源はレコードのものでライブ音源ではないですが・・・）
今年リリースされたCrossの1stアルバムのExpanded Editionでは、この曲のデモ音源を聴くことができます。デモといってもほぼ完成形ですがエレクトリックピアノによる間奏部がシンセで演奏されています。
Christopher Cross / Christopher Cross
このアルバムには彼の名を世界に知らしめたヒット曲「Ride Like The Wind」（邦題は「風立ちぬ」だったっけ）も収録されています。
ちなみにChristopher Crossのようなアメリカ西海岸のソフトロックを「ヨットロック」とも呼ぶそうです。（ヨットでクルーズするときに合っている音楽ということでしょうか？）
こちらは2022年の船上ライブの映像です（出演はChristopher CrossとKenny Logginsだったみたい）。ステージの背後には「Yacht Rock」という言葉が見えますね。
