イギリスとアイルランドの位置関係というのは以下の図のようになっていて、アイルランドの位置って意外と南にあるんだなと思います。イギリスの一部であるスコットランドのほうがアイルランドよりも北にあるんですね。
Google Mapより引用
アイオナ島はスコットランドの西に位置する島(図の赤マーク部)で、修道院の遺跡が有名とのこと。
この島の名前をバンド名につけたIonaは、Dave Bainbridge(Gt.、Key)とJonanne Hogg(Vo.)を中心に結成されたロックバンドで、ケルト音楽とシンフォニックロックをミックスさせたサウンドが特徴でした。
「Irish Day」が収録されたアルバム Journey Into The Morn は1996年に発表された4作目で、ゲストミュージシャンとしてKing CrimsonのRobert FripやClannadのMaire Brennanが参加したということで話題になっていたように思います。
Iona / Journey Into The Morn
このアルバムには、親しみやすいメロディの短い曲とシンフォニックな長い曲が適度なバランスで配されているのですが、今回紹介する「Irish Day」は、Joanne Hoggの透明感あるヴォーカルに、躍動感あるリズムとケルト音楽の楽器であるTin WhistleとUilleann Pipeを効果的にフィーチャーしたポップ指向の曲で、ビデオクリップも作成されています。ケルト音楽そのものではない分、とっつきやすいんじゃないかなと思います。個人的にも好きな曲です。
CDの音源はこちらです。(現在は以下のカバ―アートに変更になっているみたいです)
ちなみにIonaは、2011年のアルバム Another Realm 以降はスタジオ録音の作品は制作していませんが、リーダーのDave Bainbridgeは、Ionaの音楽を発展させたようなシンフォニックロックのソロアルバムを発表しているようです。