正直 Curved Air というバンドのことは詳しくないのですが、このバンドが1972年にリリースしたサードアルバム Phantasmagoria はLPで持っていました(といっても購入したのは1988年頃ですけど)。きっかけはラジオで聴いたこの曲「Marie Antoinette (マリー・アントワネット)」です。
初期のCurved Airは、ヴァイオリン奏者の Darryl Wayとギターとキーボード奏者の Francis Monkmen がサウンド面での中心となって、そこに女性ヴォーカルの Sonja Kristina の歌を乗せて曲を作り上げていましたが、クラシックやジャズの要素が強いサウンドにフォークを基調としたヴォーカルという組み合わせが特徴だったと思います。
この曲「Marie Antoinette」はWayとKristinaの共作というクレジットになってはいますが、どちらかというとフォーク色の濃い曲ですね。途中からロックっぽいサウンド展開となりますが、Kristinaのヴォーカルは芯の強い声でロックっぽいサウンドにもフィットしています。
この曲ではWayがキーボード、Monkmanがギターを主に担当していたようで、以下のヴィデオでもその様子がうかがえます。
Curved Air / Phantasmagoria
白地のバックにキノコの上に乗って何やらケムリを吸っている男?のイラストの上に、大きくタイトルがあしらわれたジャケットは結構気に入っています。