Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

Jane Siberry 「The White Tent The Raft」

カナダのシンガーソングライター、Jane Siberry の1988年のアルバム The Walking の1曲目に収録されているのがこの曲「The White Tent The Raft」。

Jane Siberryといえば、映画「ペイ・フォワード 可能の王国」の挿入曲として使用された、1993年のアルバム When I Was A Boy の収録曲「Calling All Angels」が知られているのですが、アルバム The Walking はその2作前、まだプログレッシヴ感覚のフォークロックをメインに作っていた頃の作品で、この曲もその色が濃いものとなっています。

 

「白いテントと筏」というタイトルのこの曲は、9分以上ある長い曲で、ひとつのサビ(コーラス)に向かっていくつかのメロディーのヴァースがアプローチしていくというユニークな構成となっていて、アレンジ的にも多くのアイディアが詰め込まれて複雑に展開するのですが、耳になじむメロディで最後まで楽しめる曲になっています。

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歌詞は抽象的で、私が所有しているCDのブックレットには(Transparent=平明な)という解説用の詞も併記されていました(当然私には私には理解不可能でした)。ブックレットではなんと4ページにわたってこの曲の歌詞が記載されています。

 

この曲は、おそらくSiberryの楽曲の中でもトリッキーな部類に入ると思いますが、私にとっては最初に出会ったJane Siberryの曲なので非常に印象深い曲です。

Jane Siberry / The Walking