Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

The Moody Blues 「The Voice」

The Moody Blues / Long Distance Voyager

 

私が初めて聴いたMoody Bluesのアルバムは、1981年リリースのLong Distance Voyagerでした。そしてアルバムの1曲目に収録されているのがこの曲「The Voice」。個人的にはMoody Bluesの曲の中で一番好きな曲です。

なんといっても本作からメンバーとして加入したキーボード奏者 Patrick Moraz によるシンセ群の演奏が素晴らしい。流麗でクラシカルでなおかつカッコいいバッキング、特にシンセストリングスによる美しい裏メロが秀逸です。

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Moody Bluesといえば、1967年のヒット曲「Night In White Satin(邦題:サデンサテンの夜)」が収録されたアルバム Days of Future Passed をはじめとするコンセプチュアルなアルバム制作と キーボード奏者 Mike Pinder によるメロトロンサウンドが特徴で、どことなくほの暗い作品が多い印象(それはそれでバンドの魅力)だったのですが、本作 Long Distance Voyager では、ポップでクリアなサウンドに舵を切って、そのおかげもあって全米でも大ヒットしたアルバムとなりました。

その立役者ともいえるのが Moraz のキーボードによるモダンなサウンド。バンドではこの後徐々に彼の存在感が薄くなって1980年代後半には脱退してしまうのですが、このアルバムでは存分にその実力を発揮していると思います。

 

YouTubeで「The Voice」の当時の(Morazが演奏している)ライブ映像を探してみたのですが、いい画質のものが見つかりませんでした。ということで、プロモビデオのようなこの映像を参考までにご紹介。

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