人名がタイトルになっている曲ということで、久しぶりにこの曲を聴いてみました。
Matching Moleのセルフタイトルのアルバムに収録された「O’Caroline」。Soft Machineのメンバーだった Robert Wyatt が Caravanのメンバーだった David Sinclair らと結成したバンドがこのMatching Moleで、この曲は、1972年リリースのアルバムの1曲目に収録されました。
フォーキーな雰囲気で素朴なメロディとそれに歌詞をのせて歌うWyattのヴォーカルが魅力的な曲。歌詞は当時のWyattのガールフレンドだったCaroline Coonへ向けた歌だそうです。曲の中でフルートやストリングスの音色で聴こえるのはメロトロンの音ですね。
曲の最後は上の動画ではブツっと切れていますが、これは次の曲にシームレスで繫がっているため。1970年代初期のプログレッシヴロックではこういった構成になっているアルバムが多いです。
シングル用にエディットされたバージョンがこちらのようです。
アルバム全体としてはこのようなフォーキーな曲はこれだけで、他の曲はほとんどインストでジャズロックの要素が濃いサウンドになっているので、この曲のテイストを期待すると肩透かしかもしれません。
Macthing Mole / Matching Mole