Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

Colin Bass 「Goodbye To Albion」

Colin Bassは、1979年頃からCamelのベーシストとして、Camelの中ではリーダーであるAndrew Latimerとともに重要な位置を占める存在であるとともに、ワールドミュージックを指向したバンド、3 Mustaphas 3のメンバーとしても活動していました。

この曲「Goodbye To Albion」が収録されたアルバム An Outcast of The Islands は、Bassの初のソロアルバムで1999年にリリースされました。レコーディングはポーランドポズナンアメリカのカリフォルニアで行われたとクレジットされていますが、これはこのアルバムの多くの曲で参加しているAndrew Latimerの活動拠点がカリフォルニアだったためと思われます。なお、レコーディングには多くのポーランドのミュージシャンが参加しているようです。

Latimerの全面協力の影響かもしれませんが、アルバム全体がCamelのサウンドに近いものとなっています。もちろんBass自身、長期間Camelのメンバーとして活躍しているのでCamelのサウンドに近くなって当然かも知れません。

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Colin Bass / An Outcast of The Islands

 

この曲のタイトルになっている「Albion」とはイギリスの別名とのこと。イギリスを離れて新天地に向かう旅人の想いが歌われているようです。そういえばAblion Bandというブリティッシュフォークのバンドもいましたっけ。

曲はシンプルな循環コードにBassのジェントルなヴォーカルがのる親しみやすいメロディの曲です。7分程度ある長い曲ですが、中間部にブリティッシュトラッド風のフレーズが挿入されていて長さを感じさせないです。素直にいい曲だと思いますよ。

ちなみにAndrew Latimerは、この曲ではアコースティックギターマンドリンを演奏しています。

 

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