Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

DTMの記憶を辿る-その2

前回からの続きです。

moonshineplus.hatenablog.com

次に買った機材は、YAMAHAのTG33という音源モジュール。PCM音源とFM音源ジョイスティックでミックスできるキーボード付きモデルSY22の音源版でしたが、あまり使うことはなかったです・・・

YAMAHA TG33 (画像はYAMAHAのWEBサイトより)

そうこうするうちに、RolandからDTMユーザーをターゲットとした音源モジュール、SoundCanvas SC-55が発売されました。これは当時発表されたMIDIに関する音色やコントロール方法の統一規格(General MIDIGM規格)を拡張したGS音源を搭載した機種で、一時期はDTM用音源のスタンダートとなった画期的製品でした。私もコレ欲しい、と思ってしばらく検討していました。

でも結局私が買ったのは、1993年に発売されたRoland SC-155という機種。

これ、音源部分はSC-55と同じで、スライダーが9本付いていて、データの入力がスライダーでできる(リアルタイムのコントロールはできない)という代物だったのですが、購入のポイントは、LCD表示と操作面が上向きだったということが大きかったと思います。

当時はまだPCも無く、シーケンサーのKAWAI Q-80で音源を動かしていたので、音源本体の操作性を重要視したんですね。こういったDTM音源は、アタック/リリース時間やカットオフ、レゾナンスといった音色の加工も若干できてたので、操作部分が上向きというのが使いやすかったような気がします。(スライダーはほとんど使わなかったような・・・)

この頃、DTM雑誌も出版されていて、「Computer Music Magazine」(電波新聞社)や「DTM Magazine」(寺島情報企画)などの雑誌を購読していました。確か後者のほうが後発だったけど、2016年末まで継続して刊行されていた雑誌です。

これら雑誌には楽曲のMIDIデータが収録されたフロッピーディスクが付録で付いていて、これをQ-80にロードして、GM対応のMIDIデータをSC-155で鳴らして楽しんでいたような気がします。また雑誌には、ニフティサーブ(当時主流だったパソコン通信の名称)のDTMフォーラムの話題も掲載されていて、自分もPCを買ったら参加したいと思っていました。

結局PC(OSはWindows95)を買ったのは1996年のこと。現在のように簡単にPCだけでネット接続できるわけではなく、モデム経由で電話回線から接続する時代だったので、モデムも購入してネットへ接続していました。ニフティサーブへも間もなく加入したんじゃないかな、と記憶しています。

ということで続きは後日・・・