音楽(NA/EU/AU)
ドイツのミュージシャン/プロデューサー Michael Cretu のソロプロジェクトEnigmaのデビューシングル。グラウンドビートに乗せたグレゴリオ聖歌という斬新なミックスチャーが受けて世界的ヒットになりました。 Wikipediaによれば、イギリスと日本では「Sadne…
イーグルスのドラマーでリードヴォーカルを務めていた Don Henley のソロでのヒット曲。Henleyはその哀愁のあるハスキーヴォイスでの歌声が魅力的なのですが、曲作りの面では作詞のほうが得意で、作曲に関しては他のミュージシャンとコンビを組んで共作の形…
アイルランドのトラッドバンド Clannad が1987年にリリースしたアルバム Sirius は、彼らの活動の中で最もポップフィールドに近づいたサウンドを聴くことができた作品でした。 プロデューサーにGreg LadanyiとRuss Kunkelを迎え、LAを中心に活動するミュージ…
この曲は、1986年リリースのKate Bushのベストアルバム The Whole Story に新曲として収録された曲で、Kate Bush自身が監督をつとめたミュージックヴィデオが制作されました。 ミュージックビデオは歌の内容に沿ったものになっていて、軍の秘密プロジェクト…
もう40年前の曲なんですね、Van Halenの「Jump」。 従来のハードロックサウンドに、ギタリストであるエディ・ヴァン・ヘイレンが弾くシンセを大々的にフィーチャーしたアルバム 1984 も大ヒットしましたが、この曲もビルボードのシングルチャートで1位を獲得…
Asiaの1983年リリースのアルバム Alpha 収録の曲「The Smile Has Left Your Eyes(邦題:偽りの微笑み」。 Asiaの曲の多くはポップな歌メロがベースとなっていて、そのままだとごく普通のポップスになってしまいそうなところに、Geoff Downesのキーボード群…
世界的大ヒットとなった Breakfast In America の次のスタジオ録音アルバムである ... Famous Last Words ...は、前作リリースから約3年半のブランクを空けて1982年秋に発表されました。元々寡作なバンドであったことと、間にライブアルバム Paris のリリー…
イギリスのシンフォロックバンド Pendragonの1993年のアルバム The Window Of Life の1曲目に収録された曲「The Wall Of Babylon」。 この時期のPendragonのサウンドは、ギター/ヴォーカルでほとんどの曲を手掛けるNick Barrettとキーボード奏者でArenaやSha…
今回は5曲。 ■ Kitri 「Sigh Sigh」MonaとHinaによるピアノ連弾ユニット Kitri の最新の曲は、4部構成12分以上に及ぶ大作。ピアノ連弾のみならず、アコースティックとエレクトリックなバンドの演奏を織り交ぜての意欲的な曲になっていると思います。6分過ぎ…
Cocteau Twins の1984年のアルバム Treasure に収録された10曲は、すべて人または神の名前が曲名タイトルになっていると言われています。 この時期のCocteau Twinsのサウンドは、ローファイなドラムマシーンにザラザラした感触のRobin Guthrieのギター、そし…
人名がタイトルになっている曲ということで、久しぶりにこの曲を聴いてみました。 www.youtube.com Matching Moleのセルフタイトルのアルバムに収録された「O’Caroline」。Soft Machineのメンバーだった Robert Wyatt が Caravanのメンバーだった David Sinc…
特に統計を取って検証したわけではないですが、洋楽には人名を曲名にしている曲が多いような気がします。前回紹介したフリートウッド・マックの「Sara」は女性の名前で、スティーヴィー・ニックスの友人をテーマにした曲なのですが、それ以外にもTotoの「Ros…
「Sara」は1979年のFleetwood Mac のアルバム Tusk に収録された曲。作詞曲とリードヴォーカルは Stevie Nicks が担当しています。シングルカットされてヒットもしました。個人的には Fleetwood MacでのNicksのヴォーカル曲では一番好きな曲。 アルバム収録…
シンガーソングライター Eric Carmen の代表曲「All By Myself」。シングルとしてリリースされた1975年のヒット曲で、ロマンチックなピアノのメロディとナイーブな歌詞が印象的なパワーバラードです。1996年にはセリーヌ・ディオンがカバーして、こちらもヒ…
1983年に復活して「Owner Of A Lonely Heart」が世界的な大ヒットとなったYesですが、この復活の立役者はプロデューサーのTrevor Hornと、新たにバンドに加入したソングライターであり、ギタリスト兼マルチ奏者のTrevor Rabinの2人です。 過去の作品からの大…
Steve Hackettの1979年発表のアルバム Spectral Mornings のタイトルトラック。Hackettの代表的なインストルメンタル曲として知られていますが、最初はヴォーカル曲として作曲したものだそうで、Hackettがメンバーにヴォーカルのメロディをギターで披露した…
前回紹介したスーパートランプのアルバム Breakfast In America がアメリカでヒットしていた1979年頃、同様にサウンドをポップ化してアメリカ進出を図っていたジェネシスと比較して語られたことがあったようです。どちらもプログレッシヴロックが原点にある…
前作 Even In The Quietest Moments ... のアメリカでのヒットによって、アメリカの音楽業界からも注目を置かれるバンドとなったSupertramp。次作の制作にもレコード会社から十分な時間と資金を与えられたものと思われます。 アルバム制作は1978年4月からの…
Billy Joel の1980年のアルバム Glass Houses に収録された「All For Leyna」。イギリスではシングルカットされたようです。 Billy Joel / Glass Houses このアルバム Glass Houses は、前作までで築かれた「洗練されたシンガーソングライター&ピアノマン」…
イギリスのシンガーソングライターLucy Roseが4月にリリースする5年ぶりの新作アルバム This Ain't The Way You Go Out からの先行シングル「Could You Help Me」。 日本では2014年TVアニメ「蟲師 続章」のオープニングテーマに彼女の曲「Shiver」が使用され…
カナダのシンガーソングライター Margaux Sauvé によるソロプロジェクト Ghostly Kisses が昨年11月にリリースしたシングル「Golden Eyes」。先日新曲「On & Off」がリリースされているので新曲ではないですが、今のところこの曲を愛聴しています。 www.yout…
Fazerdaze はニュージーランドのシンガーソングライター。最近YouTubeにアップされた楽曲を聴いてみて現在個人的に注目しています。 Wikipediaで調べてみると、デビューしたのは2014年と結構昔で、2017年リリースのデビューアルバム Morningside は本国では…
Supertrampの5作目のアルバム Even In The Quietest Moments... は、1977年4月にリリースされました。 Supertramp / Even In The Quietest Moments... Side 11. Give A Little Bit2. Lover Boy3. Even In The Quietest Moments4. DownstreamSide 21. Babaji2…
Camelの1984年のアルバム Stationary Traveller からの曲を紹介するのはこれが3回目です。 moonshineplus.hatenablog.com moonshineplus.hatenablog.com 今回はアルバム最後を飾る「Long Goodbyes」。このアルバムを最後にバンドは(レコード会社との裁判な…
Boz Scaggsの「You Can Have Me Anytime」は、1980年リリースのアルバム Middle Man 収録の曲。日本では車のCMのBGMに使用されて「トワイライト・ハイウェイ」という邦題でシングルでも発表されました。本国アメリカではシングルカットされることなく、彼の…
今年聴いた新作アルバム(リイシュー作品は除く)は全部で以下の19作でした。 【国内】u-full / 観星塔結束バンド / 結束バンドポップしなないで / 戦略的生存クラムボン / 添春編Homecomings / New Neighbors三浦透子 / 点描みぃなとルーチ / Waiting for t…
今年、クリスマスにちなんだ曲について書こうと思って一番最初に頭に浮かんだのは、マライア・キャリーの「恋人たちのクリスマス」や山下達郎の「クリスマス・イブ」やワム!の「ラスト・クリスマス」でもなく、ましてやELPの「夢見るクリスマス」でもなくて…
「コンセプトアルバム」という形のアルバム制作方法は、ビートルズの1967年のアルバム Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band あたりが起源と言われています。その後プログレッシブ・ロックの流行もあって、1970年代にはコンセプトアルバムが多く制作されま…
映画「アメリカン・ジゴロ」のテーマ曲として、サウンドトラックを手掛けたジョルジオ・モロダーが作った曲に、Blondieのヴォーカル Deborah Harryが歌詞を付けて歌った「Call Me」は1980年にリリースされ、ビルボードの年間1位を獲得した大ヒット曲。 ディ…
本国イギリスでは1979年11月にシングルとしてリリースされた「Another Brick In The Wall (Part II)」(アメリカでは1980年1月リリース)。イギリスではPink Floydが1970年代にリリースされた唯一のシングルだったとのこと。それだけアルバム主体のアーティ…