Moonshine+

個人的に好きな曲たちについて書いています。

1990s

Mike Oldfield アルバム紹介 その20:The Millennium Bell

前作 Guitars の制作と並行して進められていたプロジェクトというのが、2000年を迎える記念イベントとして1999年12月31日に行われたベルリンでのライブコンサートでした。このコンサートを視野において制作された作品が、この The Millennium Bell です。 Mi…

Mike Oldfield アルバム紹介 その19:Guitars

前作 Tubular Bells III 発表後のBBCのインタビューで、次作はコンピューターを使わないギター演奏だけのアルバムを作ると公言していた Mike Oldfield。前作から1年も経たないうちに届けられたのは、まさしくギターだけを使って制作したアルバム Guitars で…

Phil Collins 「Both Sides of The Story」

1991年のアルバム We Can’t Dance のワールドツアー後、活動休止状態に入ったGenesisですが、Phil Collins はそのままバンドから脱退してしまうことになります。1980年代、Genesisとしてよりもソロアーティストとしての活動が中心だったPhil Collinsですので…

Mike Oldfield アルバム紹介 その18:Tubular Bells III

このアルバムがリリースされる1年前の1997年、ベスト盤である The Essential Mike Oldfield がWarnerから発売されました。 Mike Oldfield / The Essential Mike Oldfield このベストアルバムはVirgin Records時代の人気曲とWarner移籍後の主にシングル曲がほ…

Yes 「Walls」

現在では誰もが手軽に行うことができるハードディスクレコーディングの先駆けといえる作品が、Yesの1994年のアルバム Talk です。前作 Union でメンバーが8人となったYesでしたが、Steve Howe、Rick Wakeman、Bill Brufordが脱退し、残ったメンバーはアルバ…

キーボードソロがある曲(その13):PSY・S 「Friends or Lovers」

1991年のPSY・Sのシングル曲「Friends or Lovers」。ドラマとのタイアップがあったこともあって、PSY・Sのシングルの中では一番売れた曲のようです。個人的には売れる売れないは関係なして彼らの作品をフォローしてたので、セールスに関しては全然気にしてま…

Neil Young & Crazy Horse 「Love and Only Love」

長い曲つながりでこの曲も・・・。 Neil Young & Crazy Horse の「Love and Only Love」。1990年のアルバム Ragged Glory 収録の曲。10分20秒ほどの長さです。 Neil Youngはギターソロを弾きだすと延々と弾いてしまうヒトのようで、この曲もそのタイプの曲の…

Meat Loaf 「I'd Do Anything for Love (But I Won't Do That)」

1993年の世界的ヒット曲で、アメリカのロックシンガー Meat Loaf の最大のヒット曲でもある「I'd Do Anything for Love (But I Won't Do That) (邦題:愛にすべてを捧ぐ)」。アルバム Bat Out Of Hell II :Back Into Hell(邦題:地獄のロックライダー II…

Mike Oldfield アルバム紹介 その17:Voyager

Warner Music UKへ移籍する際に、3作のアルバムをリリースする契約となっていたMike Oldfield。Tubular Bells II、The Songs of Distant Earth に続く3作目のアルバムは、レコード会社からのオファーに基づき制作されました。 どうも、当時「リバーダンス」…

SPANK HAPPY 「破壊」

SPANK HAPPYは、サックス奏者の菊地成孔さんを中心に結成されたポップユニットで、1990年代はキーボード奏者の河野伸さん、実力派シンガーソングライターのハラミドリさんの3人で活動していました。発表した作品は、ミニアルバムの MY NEME IS とフルアルバ…

Mike Oldfield アルバム紹介 その16:The Songs Of Distant Earth

アルバム Tubular Bells II のリリースの後、エジンバラ城でのプレミアコンサートを皮切りに、翌年1993年9月まで「Tubular Bells II 20th Anniversary Tour」と題したコンサートツアーを行ったMike Oldfieldが、次作の題材として取り上げたのは「SF」。それ…

濱田理恵 「笑顔に会いたい」

濱田理恵さんは、ZABADAK繋がりで知ったアーティスト。記憶があいまいですが、ZABADAKの吉良知彦さんが、濱田理恵さんのアルバム 無造作に愛しなさい にゲストミュージシャンとして参加しているという音楽雑誌からの情報がきっかけだったと思います。このア…

Maggie Reilly 「Follow The Midnight Sun」

ここしばらく1990年代の曲が多めです。 1990年代になるとヒットチャートをフォローすることは無くなって、好きなアーティストの周辺(参加ミュージシャン等)を糸口に新しい音楽を聴くようになった時期です。まだインターネットが普及していなかった時代なの…

Sarah McLachlan 「Possession」

カナダ出身のシンガーソングライター Sarah McLachlan の作品としては1997年の Surfacing が有名だと思いますが、個人的にはその前作である1993年に制作された Fumbling Towards Ecstacy が愛聴盤です。 Sarah McLachlan / Fumbling Towards Ecstacy Sarah M…

Pendragon 「As Good As Gold」

イギリスのシンフォロックバンド Pendragon のアルバムの中で、個人的には最高傑作だと思っているのが、1996年の作品 The Masquerade Overture です。 Pendragon / The Masquerade Overture このアルバムよりも過去の2作 The World、The Window Of Life、そ…

Opus III 「I Talk To The Wind」

これも1992年に発表された曲。女性ヴォーカル Kirsty Hawkshaw をフィーチャーしたアンビエントハウス(そんなジャンルあったっけ?)ユニット Opus III による King Crimson の「I Talk To The Wind」のカバーです。 彼らのデビューアルバム Mind Fruit に…

Jadis 「Sleepwalk」

1980年代から活動を続けるイギリスのシンフォロックバンド Jadis の1992年のアルバム More Than Meets The Eye は日本でも(一部で)注目された作品でした。 Jadis / More Than Meets The Eye バンドのリーダーはギターとヴォーカルの Gary Chandler。バンド…

Praise 「Easy Way Out」

後にAdiemusのメインヴォーカルとして活躍する Miriam Stockleyが参加していた3人組ユニット Praise が1992年に発表した唯一のアルバム Praise から。 Praise / Praise このアルバムは、ダンスビートとアンビエントミュージックと様々なエスニック系音楽を融…

Mike Oldfield アルバム紹介 その15:Tubular Bells II

Virgin Recordsとの契約が終了し、Mike Oldfieldが新たに契約した Warner Music UKから1992年に発表されたアルバムがこの Tubular Bells II 。まさしく満を持した発表だったんじゃないかと思います。 Mike Oldfield / Tubular Bells II 彼の作品の中で最も有…

遊佐未森 「Island of Hope and Tears」

遊佐未森さんの作品は、1988年の2ndアルバム 空耳の丘 から2012年の 淡雪 までは、何らかの形でアルバムを聴いてきました。その中でもこの曲は印象深い曲の一つです。1994年のミニアルバム 水色 の最後に収録された「Island of Hope and Tears」。 遊佐未森 …

藤本恭子 「夢のほとりで」

シンガーソングライター 藤本恭子さん(現在は結婚されて山田姓となっています)の1993年のアルバム 時の岸辺 に収録された曲。 アルバム全曲の作詞・作曲は藤本恭子さん本人によるもの。どの曲もゆったりしたテンポで、クラシカルなメロディに乗せて、美し…

Erie 「シャ・リオン」

この曲は、TV番組「ワーズワースの庭で/ワーズワースの冒険」のテーマ曲として、1993年にシングルで発表されました。作曲は大島ミチルさん。歌っているのは河井英里さん(アーティスト表記は「エリ」)。2001年にリリースされたErie名義でのミニアルバム Pr…

徐若瑄 「希臘咒語」

「徐若瑄」ではなく「ビビアン・スー」といったほうが日本では馴染み深いですね。 1990年代に日本では主にタレントとして活動してましたが、本国台湾では女優、シンガーとしてマルチに活躍していました。この曲が収録されたアルバム 不敗の恋人 では、日本で…

キーボードソロがある曲(その11):Emerson Lake & Palmer 「Farewell to Arms」

Emerson Lake & Palmer(ELP)が1992年に再結成して発表したアルバム Black Moon に収録の曲。Keith Emersonのキーボード演奏にはもっと有名なものもありますが、個人的にリアルタイムで初めて聴いたELPの作品ということで(1986年にEmerson Lake & Powell …

Mike Oldfield アルバム紹介 その14:Heaven's Open

1970年代の制作手法に立ち返って制作された渾身の大作 Amarok を発表した後、Virgin Recordsとの契約であと一作アルバムを制作する必要があった Mike Oldfield は、前作からわずか8か月でこのアルバムをリリースしました。 Michael Oldfield / Heaven's Open…

インスタント シトロン 「Still Be Shine」

前回の記事でちょこっと紹介した「町かどタンジェント」を聴いていたら、この曲を思い出しました。なんとなく雰囲気が似てるかな~。 www.youtube.com 2013年に放送されたTVアニメ「たまこまーけっと」のオープニング曲「ドラマチックマーケットライド」で作…

Alan Parsons 「Jigue」

Alan Parsonsの曲としては珍しいアイリッシュトラッド風メロディの曲。「Jigue」というタイトルからしてそれっぽいですが、アイリッシュダンスのジグではないような・・・。 Alan Parsons Projectを解消して、Parsonsのソロ名義として1993年にリリースされた…

The Corrs 「Erin Shore」

「Erin Shore」は「Erin's Shore」「Lough Erin Shore」といった名前でも知られる有名なアイリッシュトラッド曲。「Erin」は昔のアイルランドの呼び名だそう。また「Lough」とは、北欧のフィヨルドと同様に、氷河によって形成された内陸まで入り込んだ入江と…

Mike Oldfield アルバム紹介 その13:Amarok

Mike Oldfield 1990年のアルバム Amarok、この作品を彼の最高傑作と呼ぶ人もいます。もちろん作品として客観的にみたときにはそう言えるかも知れませんし、個人的にも大好きな作品なのですが、本作と次のアルバム Heaven's Open は、一連のMike Oldfieldの作…

Pat Metheny Group 「Follow Me」

Pat Metheny Groupのアルバム Imaginary Day のCDを聴こうとして、CDラックの中を探してみたけど見つからなくて、数年前に不要なCDを整理したときに一緒に処分したのかなと半分諦めていたんですけど、よく見たらありました・・・コレ。 Pat Metheny Group / …